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あなたはアリ派?キリギリス派?

 毎日記録的な暑さなので忘れがちがちだが、八月も残すところあと一週間である。

 どうも九月になったら気温が下がるという事もあまり期待できないのでしばらくは体力を温存して残暑をやり過ごしたいと思う。

 八月の後半ともなれば小学生のお子さんを持つ親御さんにしてみれば夏休みの宿題の進み具合が気になりだす時期である。

 私は全く計画性のない子供だったので宿題は後回しにするタイプだった。

 七月のうちはまだまだ余裕と思って算数のドリルを一日一ページ片付けるのがせいぜいで後は手をつけなかった。

 それがお盆を超えて夏休みがの残り二週間くらいになると、うん?やばいかなとじんわりと焦りだす。

 その頃から算数以外の他の四教科に少しづつ取り掛かりはじめる。

 まあでもまだ時間があるしと思ってそんなにゴリゴリとはやらない。

 それでも日にちが進んで今日あたりになると読書感想文や自由研究をどうしようと不安な気持ちが大きくなる。

 読書感想文のキモはいかに薄くて読みやすい本を探すかで、図書館に足を運んではペラッペラの本を選んでいた。

 グリム童話やアンデルセンの短い話をよく感想文のネタにしていたが一番お世話になったのは新見南吉のごんぎつねである。

 低学年にも読みやすいひらがなバージョンの絵本があり、主人公の兵十とキツネのゴンくらいしか登場人物がいないので感想文は簡単に書けた。

 それに味を締めてからは六年生まで毎年ごんぎつね一本やりで押し通したのは我ながらなかなかに小ズルいと思う。

 読書感想文をクリアーしたら自由研究である。

 その当時男子に根強い人気があったのは昆虫標本だ。

 セミやカブトムシ、アゲハチョウなどを等間隔に綺麗に並べてある標本は見栄えが良くて先生の受けもよかった。

 私は虫とはいえ殺生するのに抵抗があったのでこれには手を出さなかった。

 計画性のある子は夏休みの初めの頃から大定番の朝顔の観察日記や国道の交通量調査といった渋いものまで各々のセンスで研究をまとめていた。

 しかし夏休み終盤に焦りだす私のような子にはそんな余裕はなかった。

 そこで父の出番である。

 その頃近所の木工所で夏休み最後の日曜日に親子工作教室が開かれており、自由研究の提出物としてはぴったりだった。

 本来ならば子どもが作業するのを見守るのが筋なのだろうがこだわりの強い父はお前がやると不細工になると言ってほとんどの工程を自分一人でやった。

 それはそれで楽だったが明らかに大人の手が入った完成品に少々戸惑ったものである。

 まあ、そんな感じで宿題をじわじわと片付けていったのだが新学期になっても終わらない時もあった。

 そんな時は先生にめちゃめちゃ怒られたものである。

 今は調べ物はインターネットで大抵のことは済むし、宿題代行というサービスもある。

 もし自分の時代に宿題代行があったらラクチンだったのになぁと思うがあの苦労もそれはそれで夏の思い出になっている。

 何にせよ残り少ない夏休みを学生さんはエンジョイしてもらいたいなと思う。

 大人になってこそあの怠惰でバラ色な日々が輝いて見えるから。

 そんな事を考えながら昨日の晩御飯の話を。

 昨日はムシムシしていたのでさっぱりメニュー。

 お惣菜のシューマイをキャベツを敷いたお皿に乗せてレンジでチン。

 これは醤油と辛子で食べる。

 次にもやしをよく洗う。

 フライパンにごま油を敷いてニンニクを入れて火を点ける。

 ニンニクの香りが立ったらそこにもやしを投入。

 サッと炒めて透き通ってきたら塩コショウ、醤油、砂糖、酒で味付け。

 これでモリモリモヤシ炒めの完成。

 次にメインを作る。

 まず冷凍うどんを茹でる。
 
 茹で上がったらザルに空けて水でよく締める。

 どんぶりにうどんを盛ってその上にキムチと揚げ玉をたっぷりのせる。

 さらに氷をザラリと乗っける。

 仕上げに麺つゆを回しかけてねぎを散らしたら冷やしキムチうどんの出来上がり。
 
 料理にかかった時間はニ十分くらい。

 あまり火を使わなかったので暑さもほどほど。

 では妻と一緒にいただきます。

 昨日は休肝日にした。

 まずはモヤシ炒めから食べる。
 
 ショリショリした歯応えに甘辛い醤油味がよく合っている。

 思わずご飯が欲しくなるような味だった。

 あ、お酒でもいいかもと思ったがいやいや肝臓を労わろうと思いなおした。

 それからシューマイをパクリ。 

 これはもう定番の味、思っていたよりも美味しかった。

 大ぶりなシューマイだったので食べ応えは十分。

 ではメインのうどんを食べていこう。

 よくかき混ぜて全体をキムチ色に染める。

 ズバッとすすると麺が十分に冷えていてコシが抜群である。

 キムチの酸味のある辛さも食欲をそそる。

 揚げ玉のおかげで全体にコクが出ていてボリュームのある味わい。

 おっ、これはなかなかバランスが良くてイケてるなぁと思っていたら妻がうどんめっちゃ美味いとかなりいいリアクションをしてくれたのが嬉しかった。

 なにより氷をたっぷり入れたので最後まで冷た~くいただく事が出来た。

 お腹いっぱいになるまで食べてご馳走様。

 洗い物が少なかったので片づけはすぐに終わった。

 飲まない日のご飯は食べ終わるのが早いので寝るまでの間じっくり本を読んで過ごした。

 さて、今日の晩御飯は何を食べようかな。

 買い物はしていないので冷蔵庫と相談だ。

 この時間が何よりも楽しい。

 お酒はもちろん飲みますよぉ。

 休肝日の翌日のお酒は五臓六腑に染みわたるんよね。

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