そもそも気密性って??
ココまで、高気密高断熱の家のよさを投稿してきましたが
「気密性ってそもそも何なの?」
という事について、今回は書きたいと思います。
簡単に言えば、
《隙間のない住宅》が、気密性の高い住宅です。
気密性は《C値》で表され、
日本国内でも、場所によってその基準が定められています。
C値とは、《相当隙間面積(cm2/m2)》と呼ばれ、
建物にある隙間の総量(総相当隙間面積)を、
実質延べ面積で割って、
1㎡あたりの隙間を求めたものです。
数値が小さいほど気密性の高い住宅といえます。
家を建てるためにはたくさんの技術や職人の技が必要で
特に木造では、木の収縮などで少なからず隙間が出来てしまいます。
これを数値化したものが、C値です。
C値は、日本の多くの地域では
省エネ基準で5以下とされています。
しかし想像してみてください。
1㎡あたり5cm2の隙間が大きく開いていたら、、、
虫、大量に入ってこれます。(都会の人に伝わらない)
もちろん、実際は細かく分散されているので
その隙間から虫が入ってきたりはしません。
ただ空気は大量に入れます。
C値が1.5でも、100㎡(30坪程度)の家だったら
はがき一枚ほどの隙間がある事になります。
恐ろしいですね、、、
どんなに断熱性を高めて温かい家にしても
隙間があったら意味がありません
他にも、気密性を高めることで
・計画換気が出来る
・壁内結露が防止できる
などのメリットもあります。
(これらについてはまた次のnoteで書きます!!)
一つ注意していただきたいのが
気密性と言うのは、測定しないと求められないものだという事です。
聞く話では、モデルハウスの一棟だけ測定し、
それを会社基準のC値としている事もあるそうです。
家はAIが作っているわけではありません。
人の手で作られているものなので
毎回すこしづつ変わるのが当たり前です。
気密性やC値について、ある程度の知識をつけておくことが
快適な家作りの第一歩といえるかもしれません。
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