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食いしばり

自然に口を閉じたときに、右の歯が左の歯よりも強く当たっているような感じがした。感覚的に右の方を強く噛んでしまっていると思う。

私は何かに集中しているときに歯を食いしばってしまっていることに気づいた。

最初は大学3年生の時、自動車免許を取りに教習所に通っていて、運転実技でコースをグルグルと回っているときに集中し過ぎて歯を食いしばっていたことに気づいた。

この時は痛くて気がついた。

小学生の時、野球選手がボールを打つときに食いしばる力が2トンにも及ぶという知識を何かの本で得たことを思い出した。

この力は体格から算出されるものだから、私が食いしばった力は2トンには及ばないだろうが、それなりの力になるだろうし私はボールも打つこともないので、この力は不必要だ。顔も痛くなるから、悪影響しかない。

だいぶ意識して、気づいては口の力を緩め、また食いしばってしまい、また気づいて緩め、と止めるようにしていた。

それから数年が経った現在、また最近自分が食いしばっていることに気づいた。

今回は痛かったからではなく、綺麗になりたいと思ったから食いしばっていることに気付けるようになったのだ。

大体の人間はそうなのだが、私の顔面は群を抜いて左右非対称である。まず、左目が潰れてしまっている。鏡に映る自分も、写真の中の自分も基本左側の顔が歪んでいる。

全てが右利きで、食いしばっているから筋肉は上に上がってるし、よく使っているから右がシュッとしているのはまあわかる。だから左側が使われずにだらけ切っているのだろう。

今私がケアすべきは右の咬筋だろう。

自分で思っているだけだが、妙齢になったので真剣に自分の顔と向き合っている。

意識を向けたときだけでなく、デフォルトの状態の時に噛み合わせがどうなっているのかを気にしてみた。

そもそものデフォルトの状態も怪しい。それに寝ているときもおかしいのではないかと思い始めた。

さすがに眠っているときはなぜなのかわからないのでネットで調べた。

「9割ストレス」

何に?疑問だ。

まあ眠っているときのことはおいおい対処していくこととして、意識がある時は食いしばりに注意していこう。

顔のマッサージで咬筋を緩めて、歯を大切にやっていこう。

それにしても2トンか、自分の噛む力で自分の歯を粉砕できそうなのは本当に人体の不思議だなと感じる。

(Photo by bitone_kun, thanks!)




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