スニーカー雑感
久しぶりに、スニーカーをゲットした。
定番の、ニューバランスの996黒である。
思えば、スニーカーなどガキの頃から履いているわけだが……このメーカーと最初に意識したのが「ニューバランス」であった。やはり996ではなかっただろうか……
その後、ニューバラの他、コンバースのワンスター……とくにこの一つ星は気に入って……二、三足履き潰したものだ。とは言え、ちょっと靴擦れを起こしやすい欠点もあったが……取りあえず、これを履いておけばファッション的に間違いなし、との認識であった。
その後、勿論、ナイキなども履いてはみたが、ちょっとサイズを間違え、足が痛くなったのを理由に、あっさりとイメージからは遠のいた。
以来、ニューバラを初め、いろいろとスニーカーは履いてきたが……ここ数年気に入っていたのが「モーブス」というメーカーである。
馴染のないない人もいるだろうが、ドイツのメーカーである。
まあ、ドイツといえば「アディダス」だろうが……僕は、どうしても、一番手が嫌いで……この「モーブス」に触手を伸ばしたのだ。
レザー仕様で、なかなかご機嫌のデザインなのだが……どうもネットなどではシカト的存在らしい。
まあ、同じレザー仕様なら、スタンスミスあたりを連想する人が多いだろうが……どっこい、このモーブスは負けてはいない。
ところが……このスニーカー、個人の意見ではあるがソールが薄くて、舗道等の凸凹がジカに足に伝わるのだ。それがいいという人もいそうだが……僕ように足裏に豆の出来やすい人間にとってはかなり問題である。
駅の、黄色いブロックを踏んだだけで……イテテ、てな感じなのだ。
ほとんど、地下足袋とでも言えばいいのだろうか……
実はモーブスの今年のモデルもなかなかで、ゲットしようとは思ったのだが……いかんせん、足裏のタコが反旗を翻す。
てなわけで……結局は、バイトでも使いやすいニューバラに決定したしだいである。
今一……とも、思っていたのだが……実際ゲットして玄関のタタキに置いてみると……おいおい、しっくりハマるのだ!
買ったばかりなのに、ずっと昔からそこにあったような佇まいは……「うん!」と納得せざるを得ない。
そこで、つい思い出したのが木下利玄の秀句である。
牡丹花は 咲き定まりて静かなり 花の占めたる位置のたしかさ
僭越ながら、これをパクってみたい。
996は 履き定まりて痛みなく ソールの占めたる位置のたしかさ
お粗末(^o^)
貧乏人です。創作費用に充てたいので……よろしくお願いいたします。