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ベースとギターが大好きです。ドラムとシンセも好き。楽しんでもらえたり、ちょっと役に立ち…

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ベースとギターが大好きです。ドラムとシンセも好き。楽しんでもらえたり、ちょっと役に立ちそうなことを書けたらうれしいです。

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エフェクターコラム16 「Reverb その3 オールインワン系デジタルペダル」

前回はトラディッショナルなスプリングリバーブ系ペダルについて書きました。今回は「オールインワン系デジタルリバーブペダル」についてです。前々回にリバーブにもいろいろあるよ、ということを書き、それがアナログ機材からデジタル機材に時代とともに進化していったよ、ということも書きました。そうです。デジタルです。デジタルとは無限の可能性。アナログのような「これしかできないけどこれだけだったらおれが最強」も魅力がありますが、「デジタルだからできることはなんでも詰め込んじゃうしできちゃう」に

    • エフェクターコラム15 「Reverb その2 スプリング系ペダル」

      さて、今回からはきちんとリバーブペダルのご紹介です。前回なんてほんと完全にアウトボード回というかレコーディング機材回でございました。今回は「スプリング系」のリバーブ「ペダル!!」回でございます。 レコーディングされたサウンドで比較するなら、もはやスプリングリバーブ比較音源の完成形じゃないかなってレベルのこちらの60 Cycle Humさんのコンテンツ。でっかいFenderのリバーブユニットから中に本物のスプリングを仕込んだアナログリバーブペダル、そしてスプリングリバーブをデ

      • エフェクターコラム14 「Reverb その1 種類と歴史」

        前回までで歪みエフェクターについては一旦終了。歪み系の次に多くの人が手に入れそうなエフェクターということで、今回はReverb(リバーブ)についての記事になります。 みんな大好きお風呂効果。ギターを弾かない人なんかだと「エコー」と言われたりしますし、名前など知らなくても、誰しもが小さい頃にお風呂などで声が響いて気持ちよくなることは知っていますよね。当然ギターでもリバーブをかけたら気持ちよくなるわけで。まずはギターのリバーブと言えばみんな大好きミザルーからどうぞ! アンプな

        • エフェクターコラム13 「Distortion その2 メタル系」

          前回はハードロッキンなDistortionのご紹介でした。それだけで十分長くなってしまったので今回は2回目です。後半戦はHR/HMのHM部分、ヘビーメタル、メタル系Distortionのご紹介です。さぁ今回は全力高速ダウンピッキング からいってみましょう! これを全部ダウンピッキングでやってると知った時には驚きと絶望と背中に嫌な汗が走りました。その時から、メタルというのは私にとって筋肉の音楽というジャンルに。メタルと言えばメタリカ。1986年発売の邦題「メタル・マスター」こ

        エフェクターコラム16 「Reverb その3 オールインワン系デジタルペダル」

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          エフェクターコラム12 「Distortion その1 ハードロック系」

          オーバードライブについてはあらかたご紹介できたと思いますので、今回は「オーバードライブよりも深い歪み」を作ることができるDistortion(ディストーション)について書いていきたいと思います。 Distortionと言えばランディ・ローズ様、ランディ・ローズと言えばCrazy Trainです。80年代の香りがプンプンなハイゲインサウンドに多くのギターキッズたちが猛練習したであろう有名なリフでございます。ハイゲインサウンドというのは、アンプのゲイン(入力感度)をごりごりにあ

          エフェクターコラム12 「Distortion その1 ハードロック系」

          ブックレビュー 02 「ギター・アンプの真実 エレキ・ギターの音色の90%以上はアンプで決まる」

          エフェクターのコラムを書いてるくせに完全なるアンプ本のご紹介です。いえ、エフェクターも大好きですがアンプも大好きです。そしてエレキギターのサウンドにおいてアンプの占める割合の高さというのは私自身もとても感じていて、ずっと「アンプの音が7割」って言ってきました。言ってきましたけど、今回は9割以上です。 エレキギターはアンプを通さない生音で使う楽器ではありませんし、実際どのアンプを使うかによってもそのギターの音はめちゃくちゃ変わります。 ちょっと暴論で言うならば、アンプはカレ

          ブックレビュー 02 「ギター・アンプの真実 エレキ・ギターの音色の90%以上はアンプで決まる」

          エフェクターコラム11 「Overdriveの色々な使い方」

          コラムの数もだいぶ増えてきましたが、まだまだ書きたいことはなくなりません。今回は、種類や機種なんかはそれなりに紹介できたとは思うのですが、実際の活用方法についてはそこまで具体的に触れてこなかったのでまとめてみようと思います。今回もよろしくお願いします。 エフェクターの種類はたくさんある中で、もっとも色々な使い方を出来るのがオーバードライブペダルです。シンプルなのに使い方も幅も奥深い。そのあたりを知ってもらえると、よりペダルのポテンシャルや感じ方の幅が広がると思って書いてみま

          エフェクターコラム11 「Overdriveの色々な使い方」

          エフェクターコラム10 「ダンブル系ODとアンプライクペダル」

          KLON Centaurのようにペダル業界でも幻と言われるものは存在しますが、今回は製造台数で言えばそれ以上に幻、アンプ界の伝説ダンブル系のトーンを持つとされる「ダンブル系オーバードライブ」について紹介していこうと思います。アンプライクペダルについても同様に書いていけたらなと。 気に入ったギタリストにしかアンプを作らなかった伝説のアンプビルダー ビンテージ機材に興味を持った人や、ハイエンド系やブティック物なんかに興味を持ち始めた人がそのうち耳にする伝説の人物の名前、それが

          エフェクターコラム10 「ダンブル系ODとアンプライクペダル」

          エフェクターコラム09 「トランスペアレント系OD」

          いつの間にやらペダル業界の1カテゴリとなった系統、トランスペアレント系。ここ10年ほどでやたらと聞くようになった言葉だと思います。Transparent = 透明。透明なペダルってなんだろう?ということで今回は書いていこうかと思います。 エフェクターというのはギターとアンプの間につないで音をより好みに変えてくれるもの、という説明は以前にしましたが、それが透明なんだったらいらなくね?そう思いますよね。音と変えるためにあるはずものが透明なんだったら存在価値はどこにあるんだと。で

          エフェクターコラム09 「トランスペアレント系OD」

          ブックレビュー 01 「エレクトリック・ギター革命史」

          エレキギターの歴史本なんて、ギターに興味がない人なんて読んでも面白いわけないよね、いやむしろギターを好きな人だって歴史本なんて読みたくなるのは一部のマニアじゃないの…。そう思いますよね?私もそんな感じでAmazon Unlimitedにあったので読んでみたら、これがもう読み物としてめちゃくちゃ面白かったのです。 エレキギターという楽器がなぜ、どのように開発され、どんな人たちがどんな情熱で夢に挑んでいったか、100年を超えるプロジェクトX 歴史物でも映画やドラマになっている

          ブックレビュー 01 「エレクトリック・ギター革命史」

          エフェクターコラム番外編02 「理想の音に近づくために その2」

          憧れのミュージシャンと同じ機材を揃えて見ても、あの人のあの音は出せない。今回はそんな絶望からの再生、新しく生まれる道の物語。 初恋。誰しもが一度は直面し、戸惑い、これだけは大切にしようと胸に生きようとするものの、いつしか失ってしまうもの。だからこそ、それは何より貴重で美しいとされ、多くの人に憧憬を持って価値とされる。 初恋が続いている人ってどれくらいいるんでしょうか。余談ですが、私は売れたりしてもずっと同じギターやアンプを使っているミュージシャンを無条件で尊敬するようなと

          エフェクターコラム番外編02 「理想の音に近づくために その2」

          エフェクターコラム番外編01 「理想の音に近づくために その1」

          ギターを楽しむ、または志す人はきっと、いろいろなスタイルの夢や願い、希望を持っているはずです。「好きな曲を演奏したい」「好きなあの人みたいなギターを弾きたい」「もっとうまくなりたい」「思うがままにギターを演奏できるようになりたい」「自分で音楽を作って表現したい」そして、「理想の音を出したい」。 Signatureという単語があります。私達に馴染み深い意味で言うなら、サイン(Sign)、署名あたりでしょうか。どうあれその人独自のものを示すような意味あいです。そして音楽の世界で

          エフェクターコラム番外編01 「理想の音に近づくために その1」

          エフェクターコラム08 「BJFE Honey Bee OD」

          ついにこのコラムも8回目!8と言えばハチ、Honey Bee OD、つまりミツバチオーバードライブです。 Centaurが過去の幻のオーバードライブであったならば、現行品としての幻のオーバードライブとしてはこのBJFE版Honey Bee ODだと思います。個人的には特に日本人が大好きなペダルな印象がありますが。私も大好きです。大好き過ぎます。永遠のメインの歪みだろうと思いながら何年もずっと使い続けています。こちらに関してはネットでの情報量が少なかったので、一助になればと記

          エフェクターコラム08 「BJFE Honey Bee OD」

          エフェクターコラム07 「KLON Centaur」

          BOSS、Tube Screamerに続くのは現存するオーバードライブで最高価格のプレミアがついているペダルでございます。なぜ今回紹しようかと思ったかというと、昨今数多くのクローンが様々なメーカーから発売され「ケンタウルス系」というジャンルでたくさんのペダルが存在するからです。オリジナルは最早私が何か申し上げる必要もなく、伝説、最強という世界的評価。ライブなどで足元にあるのを見るや、ギタリストは「うわぁ本物のケンタウルスだ…すげぇ…」と、泣く子も黙るレベル。もしエフェクターに

          エフェクターコラム07 「KLON Centaur」

          エフェクターコラム06 「Tube Screamer」

          前回BOSSの歪みエフェクターをいくつか紹介しようと文章を書いていたつもりが、SD-1で結構な量になってしまいました。次はBlues Driverいくか?と思ったのですが、いやTube Screamer(以下TS)にしようと。ここ10年くらいで一番多い歪み系ってTS系じゃない?と思ったのです。 日本が世界に誇るエフェクターと言えば、きっと名前が挙がるのはBOSS、そしてこのTube Screamerシリーズだと思います。もはや食べ物で言うならばラーメン。派生系の多さ、系統の

          エフェクターコラム06 「Tube Screamer」

          エフェクターコラム05 「BOSS SD-1」

          さぁノリで始めただけのコラムも回数が増えてきてしまいました。どんなoverdriveを紹介しようかなと思った中で、やっぱりどうしても避けて通れないかなと思ってしまったのが、世界初のオーバードライブをリリースした我らが日本のコンパクトエフェクターメーカー、BOSSです。 小さくて見た目もかわいく低価格で丈夫、そして何より使える音。誰もが通り、また戻ってくる、そんなエフェクター界の定番中の定番、デファクト・スタンダード。 歴史的にはOD-1からいきたいところですが、OD-1は

          エフェクターコラム05 「BOSS SD-1」