▶ 「三幕構成」を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ👽 → シド・フィールドの「三幕構成」をバッチリ説明するぜ！！

分析対象

三幕構成

ポイント①

本話のストーリーをざっくり整理すると……

・第1幕（1）：星奈が、部室でエロゲーをプレイ → 星奈は夜空の挑発に乗り、エロゲーのテキスト（官能小説ばりの文章）を朗読する

・第1幕（2）、第2幕前半（1）：小鳩が初登場 → 小鷹と小鳩が、10年前までこの街に住んでいたことが明かされる

・第2幕前半（2）、第2幕後半、第3幕（1）：小鷹と星奈が市民プールへ → 星奈がナンパされたことをきっかけに、小鷹が星奈に説教 → 星奈は「小鷹 = 他の男たちとは違う」と感じ、好意を抱く

・第3幕（2）：小鷹と夜空が、かつて親友同士だったと示唆される。だが、小鷹はそれに気づいていない。一方夜空は、小鷹こそがかつて友情を培った相手だと気づいているようだが、なぜか名乗り出ない

ポイント②

＜1＞

本話は、第1話や第2話と比べると込み入っており、次々とイベントが発生します。

大雑把にまとめると……

・【1】星奈の魅力がたっぷり描かれる：あっさりと夜空の挑発に乗ってしまう／赤面し、体を震わせながら官能小説ばりの文章を読む

・【2】星奈が、小鷹に好意を抱く：あっさりと小鷹に好意を抱く（ちょろイン）

・【3】小鳩が初登場し、その魅力が描かれる：中二病／ブラコン／ポンコツ

・【4】小鷹の過去が説明される：10年前、小鷹には無二の親友がいた。しかし、いまではすっかり疎遠になっている

・【5】夜空の秘密が明かされる：小鷹のかつての親友、その正体は夜空である。そして夜空はどうやらそれに気づいているようなのだが、なぜか名乗り出ない

＜2＞

とまぁご覧の通り、本話はイベント満載のエピソードです。

しかしですね、その中でも特にご注目いただきたいのは……ズバリ！「小鷹・夜空・星奈が一種の三角関係に陥った」という点です。

3人の気持ちを整理してみましょう。

・小鷹：夜空や星奈のことは、部活仲間と認識。恋心を抱いているようには見えない／一方、10年前の親友にはいまも強い想いがある様子

・夜空：小鷹こそが、かつての親友だと気づいている。だが、なぜか名乗り出ない。その理由は不明だが、しかし小鷹に対して特別な感情を抱いているのは間違いなさそう

・星奈：小鷹に対して特別な好意を抱き始めた様子

＜3＞

3人は、第1話で出会いました。

そして第2話では、「夜空と星奈はいがみ合ってばかりだが、いつかは親友になれそうだな♥」と示唆された。

ところが本話では、一種の三角関係が始まってしまった！

この先、一体どうなるの！？夜空と星奈が、小鷹を巡って争う展開？嗚呼、気になる！

……本話は、そんなエピソードです。

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　最後までお読みいただきありがとうございました。みなさんの今後の創作・制作のお役に立てば幸いです。

（担当：三葉）