◆概要

【「○○になってしまう」という反論・言い訳に対して、「だったら○○になればいい」と応じる】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。

◆事例研究

◇事例：ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」（シーズン2の第2話）

▶1

本作の主要キャラの1人・ハワード（20代後半の男性）。

彼は女好きである。美女を見かけると必ず口説く。しかしその成功確率は極めて低い。そう、彼は女好きなのにモテないという哀れなやつなのである。

いろいろあってある日、

・Step1：レナード（ハワードの友人）がレズリーという女性といい雰囲気になった時のことだ。

・Step2：ハワードは助言した「とっとと付き合うべきだ！」。

・Step3：ところがレナードはいまいち乗り気になれない。というのも――じつはレズリーには悪癖がある。彼女は仕事でストレスがたまると男と性交したがり、そして1度ベッドを共にすると満足してしまう。だから長続きしない。

・Step4：レナードは、そんなレズリーの性質をよく知っていた。だから躊躇しているのだった。

しかしモテたくてモテたくて仕方がないハワードからすれば――

・Step5：こっ、この野郎！なんて贅沢な悩みなんだ！

・Step6：というわけで「レズリーのことはいいと思うけれど……彼女にとって、男はストレス発散の道具って感じだからなぁ」と躊躇するレナードに対して、ハワードは食い気味に言った「そうか。じゃあ道具になれ！」。

▶2

「レズリーのことはいいと思うけれど……彼女にとって、男はストレス発散の道具って感じだからなぁ」と躊躇するレナード。それに対してハワードは――「そうか。じゃあ道具になれ！」。

【「○○になってしまう」という反論・言い訳に対して、「だったら○○になればいい」と応じる】式のこの会話が面白い。

◆他のアイデアも見る👀