◆概要

【おかしな「励まし・激励・なぐさめ」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：アニメ「響け！ユーフォニアム」（第5話）

▶1

本作の主人公は、久美子（高1女子）。

ある日、

・Step1：学校で身体測定が行われた時のことだ。

・Step2：久美子は愕然とする。曰く「嘘！胸囲が去年と同じ。まったく変わってない！嗚呼っ……」。

・Step3：彼女は心の中で叫んだ「おい久美子！あんたもう高校生だよ！春になったら大きくなってすっかり大人になるんじゃなかったの！？」。

そこに

・Step4：みどり（クラスメイト）がやってきて「……久美子ちゃん、どうかしましたか？」。

・Step5：みどりの言葉に久美子は我に返る「あっ、みどりちゃん」。――で、気づいた。みどりの胸は久美子以上にぺったんこではないか！

・Step6：さらにその後、身体測定を終えた葉月（クラスメイト）が「はぁ～、やっと終わったぁ」と伸びをした。――むむっ、こちらもやはりぺったんこである！

というわけで、

・Step7：久美子は2人に向かって言った「2人ともありがとう、遠回しに励ましてくれて。私、心が折れそうに……」。

・Step8：えっ？何言ってんの？みどりと葉月は久美子が何を言っているのかわからない。

▶2

身体測定にて、胸囲がまったく成長していないことに愕然とする久美子。

しかし彼女は気がついた。みどりも葉月も私以上にまな板ではないか！というわけで彼女は言った「2人ともありがとう、遠回しに励ましてくれて。私、心が折れそうに……」。

「勝手に絶望して、勝手に励まされて、勝手に感謝するな！（笑）」「そこで励まされるのは失礼だろ（笑）！」「お前を励ますために貧乳なわけじゃないぞ！（笑）」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。

◆他のアイデアも見る👀