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おかしな「罵倒・口喧嘩」 ~ドラマ「After Life/アフター・ライフ」の場合

男性「(愛犬ブランディを公園で遊ばせていたトニーに対して)犬にはリードを付けるべきだ」

トニー「(素直に従うと見せかけて)何だって?『あの人はデブで毛深いお節介野郎』じゃないぞ!悪い子だ、ブランディ」「うちの子がすみませんね」

ドラマ「After Life/アフター・ライフ」(第1話)




◆概要

【おかしな「罵倒・口喧嘩」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「After Life/アフター・ライフ」(第1話)

▶1

本作の主人公はトニー(中年男性)。

彼は愛する妻をがんで亡くし、そのショックから立ち上がれないでいた。いまやすっかり荒んだ生活を送っている


ある日トニーが、

・Step1愛犬ブランディを公園で遊ばせていた時のことだ。

・Step2:見知らぬ男性(もじゃもじゃヒゲの太った中年男性)がやってきて、トニーに注意した「犬にはリードを付けるべきだ」「公園は皆のものだぞ」

・Step3:トニーはリードを外し、自由にブランディを走り回らせていたのだ。

・Step4:男性の言葉に、トニーはうなずいた「あー、そうですね。失礼」


素直に従うのかと思いきや、

・Step5:トニーはブランディにリードを付けながら言った「何だって?『あの人はデブで毛深いお節介野郎』じゃないぞ!悪い子だ、ブランディ」。そして男性に向かってわざとらしく謝った「うちの子がすみませんね」――むろん、犬がしゃべるはずがない。すべてはトニーの嫌味である。

・Step6:男性は呆れる「最低だな」。


▶2

「犬にはリードを付けるべきだ」と注意されたトニー。素直に従うかと思いきや――「何だって?『あの人はデブで毛深いお節介野郎』じゃないぞ!悪い子だ、ブランディ」「うちの子がすみませんね」。

「『犬が悪口を言った』という体で嫌味を言ったわけね(笑)」「犬もいい迷惑だよ(笑)」「そりゃ男性も呆れるよ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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