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おかしな「罵倒・口喧嘩」 ~ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1)の場合 #2

レナード「(ペニーの元カレを挑発する)ねぇ、肉体的に僕を威圧したくなる気持ちはわかる。知性ではとても僕に敵わないからだ。だから、きみは動物のように虚勢を張るしかない!」

ペニーの元カレ「俺が去勢された動物だって!?」
ペニー「(呆れ顔で)違う。そういう意味じゃないでしょ……」

ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第6話)




◆概要

【おかしな「罵倒・口喧嘩」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」(シーズン1の第6話)

▶1

本作の主人公は、レナード(20代後半の男性)。

彼は物理学者で、天才的な頭脳の持ち主だ。

また、隣人のペニー(若い女性)に密かに恋をしている。


ある日、

・Step1:ペニー宅でハロウィンパーティが開催された時のことだ。

・Step2:レナードも友人とともに参加した。

・Step3:しばらくして、ペニーの元カレが登場。ペニーの顔に触れるなど馴れ馴れしくふるまった

・Step4レナードはイラッとする。「この野郎!ペニーは誰にも渡さないぞ!」というわけで、彼は元カレの方に歩いて行った


レナードと元カレは二言三言言葉を交わし、

・Step5:すぐに険悪な雰囲気になった

・Step6:元カレは筋骨隆々で筋肉自慢の大男だ。彼はレナードを威圧した「ペニーはいま俺と話しているんだ。失せろ」。

・Step7:一方、レナードは腕力にはまったく自信がない。しかし――彼は負けない。鼻で笑って「ねぇ、肉体的に僕を威圧したくなる気持ちはわかる。知性ではとても僕に敵わないからだ。だから、きみは動物のように虚勢を張るしかない!」

・Step8:すると元カレは言った「俺が去勢された動物だって!?」

・Step9:――ん?短い沈黙の後、傍にいたペニーが呆れ顔で言った「違う。そういう意味じゃないでしょ……」。


▶2

レナード v.s ペニーの元カレの口論が始まった!

レナードは挑発する。曰く「ねぇ、肉体的に僕を威圧したくなる気持ちはわかる。知性ではとても僕に敵わないからだ。だから、きみは動物のように虚勢を張るしかない!」。

すると元カレは――「俺が去勢された動物だって!?」。


「『虚勢』を『去勢』と取り間違えたわけね(笑)」「相手がアホすぎて口論が成立しない!(笑)」「こいつ、見た目通り頭空っぽだ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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