◆概要

【いとも鮮やかに手のひらを返す】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：アニメ「あそびあそばせ」（第10話）

▶1

本作の主人公は、華子、オリヴィア、香純。

いずれも中2の少女である。

3人は「遊び人研究会」なる同好会のメンバーであり、いつもバカ話をしたり、様々な遊びに興じたりして楽しく過ごしていた。

ところが、ある日の放課後のこと。

・Step1：ひょんなことから、「香純が学校の廊下で男子とキスをしていた」と誤解した華子。

・Step2：華子は激昂した「親友のくせに私を差し置いてキスだと！？裏切り者め！！」。

・Step3：香純は驚き、抗議する「やっ、止めてください。女子の友情はこんなことで崩れないって信じたいです……」。しかし華子は「違うね！！女の子の友情はたっぷりの墨汁で書いた、いつ破れてもおかしくない書道半紙みたいなものだなぁー！」。

・Step4：その時、オリヴィアが口を開いた「絶対華子が怒るような感じじゃないと思うよ。だってここ女子校じゃん」。

・Step5：華子はハッとする。確かに……！

・Step6：次の瞬間、華子は満面の笑みで叫んだ「香純さん無罪でしたー！」「ごめんね、勘違いして❤」。さらに、華子は香純に抱きついて「香純さん、友達だよ❤大好きだよ❤女同士の友情は誰にも破られないよね❤ズッ友だよ❤」。

・Step7：華子の変わり身の早さにオリヴィアが呆れる。

▶2

「女の子の友情はたっぷりの墨汁で書いた、いつ破れてもおかしくない書道半紙みたいなものだなぁー！」と半狂乱になっていた華子。ところがわずか1分ほど後には「香純さん、友達だよ❤大好きだよ❤女同士の友情は誰にも破られないよね❤ズッ友だよ❤」。

「手のひら返しが激しすぎる（笑）」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。

◆他のアイデアも見る👀