職場異動して一月は過ぎた。
正直なところまだ馴染めない感じはある。

そしてたまにヘルプで来てくれる方に対して、
妙な感情を抱いてしまう。

年はほぼ同じ。
仕事も出来るし、性格も良く、とにかく人脈も広い。他のメンバーともすぐに打ち解けられていた。
まさに非の打ち所がない。
もちろん私に対して何か嫌な言動ももちろんない。

にも関わらず、時々モヤモヤしてしまう。

多分この感情の正体は

嫉妬なのだろう。

自分にはないものを持っていて、無意識のうちに比べて落ち込んでいる自分がいた。

なんとなくその人が来る日が憂鬱になっていた。

そしてそんな自分に驚き、戸惑っていた。
そんな感情をここ最近全く抱いてなかったから。

復職して、部署異動してからは体調を第一に考え、人間関係も含め深入りはしないようにしていた。
例えるなら3歩くらい離れた立ち位置。蚊帳の外にいてもこれが普通だと思っていた。

だってここは私の居場所ではないから。

復職後の特例処置だと言われなくてもなんとなく気付いていた。
近いうちに異動はある。いわばリハビリ期間。

心を凍らせる…とまではいかないが、最低限の仕事さえこなせればいいと余計な感情は削ぎ落としていた感はある。
「仲良く」なる必要はないのだから。
それでも仕事は成り立っていたし、特に何も感じなかった。諦めにも似た感情もあった。
期待するのはもうやめようと。

だが、今はちょっとしんどくなっていた。
その人が来るとなんとなく自分の居場所がない。
自分がいなくても大丈夫なんだ。
寧ろ自分より馴染んでいていいな。
と感じてしまう自分がどこかにいる。
そしてそんな気持ちになる自分に自己嫌悪すら感じてしまった。

だが、つまりそれは裏を返すと

必要とされたい。
居場所が欲しい。

自分の中で欲が出てきている。

レベルアップしたい自分がいる。

ひょっとしたら意欲が出てきてる。元気になってきた兆し。
いいことなのかもしれない。

と、自分のそんな葛藤を違う部署の人にチラッとこぼしたら、
それは自分も感じるよ。

と言ってもらえて少しホッとした。

他人はどうしてもよく見えてしまう。
それは仕方ないこと。多分誰でも感じる。
けど、比べるのはナンセンス。
何もかも、生き方が違うんだから、比べられる訳がないんだから。

そんな風に嫉妬すると言うことは、自分に何か近いものがあるからなのかもしれない。

悔しいとか負けたくないとか。ちょっとした闘争心もあるのもしれない。好敵手的な存在？

それもきっと悪いことじゃなくて。
自分に活かせるチャンスなのかもしれない。

そんな風に思える、気付けるようになった自分がいて嬉しい。1年前の自分ではそんな風に思えなかったから。

自分らしくありたい。

休職のまとめはこちら↓↓↓

この内容を深掘りしてエッセイ本を作成予定。
11月11日文学フリマを目指して。