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「ひっかかり」は極力排除しよう! 〜好きな空間で暮らす大切さ〜

私、今の家が大好きでして。

毎朝
「はァ〜、この家めっちゃいい♡」
と思ったり言ったりしながら起きてます。

もっとこうしたいああしたいという欲は、時間があれば湧いてくると思いますが、今のところ自分的にイヤなひっかかりもなくて。

「ひっかかり」というのは、部屋をぐるーっと見回したときに、全体的にはいいのに1区画だけ気になるんだよな〜という場所があるようなこと。
( ※ 私が勝手に言っているだけで、何かの専門用語ではございません。笑)

ひっかかりがないのが、いいモデル

昔、モデル事務所で働いていた人から聞いた話なんですけど。

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モデルっていうとみんな綺麗な服を着てかわいくてスタイルがいい、、って思うと思うけど、一番大切なのは「商品」なんだよね。
モデルって、商品をより売るために存在してるから。

いいモデルっていうのは、商品の良さを消さない人なの。

モデルっていうとファッション誌とかガールズコレクションとかイメージしがちだけど、豆腐だったり歯ブラシだったり、それこそあらゆる商品にモデルが使われているわけ。

商品によっては子どもだったりおじいちゃんだったり、ちょっとぽっちゃりしている人の方が向いているものもある。

会社の制服モデルに、どんなにスタイルが良くてかわいくても真っ赤な口紅に派手なメイクだと、見てる方は制服じゃなくてモデルの顔に目がいっちゃうよね。
そういう、「ひっかかり」がないのが一番いいの。

まぁ、商品とモデルの組み合わせの意外性をあえて打ち出したい場合は別だけどね。
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ほぉ〜と思って聞いてました。

その話を聞いてからというもの、電車の中でも、全体的にパーツパーツはおしゃれなんだけどなんか「ひっかかる」人がいると、そのひっかかりは何だろうと無意識に考えたりするようになってました。

「靴がヒールなら、全体がもっとよくなるのに」
とか、
「あと帽子も被ったらすごいおしゃれになりそう」
なんて勝手に人のファッションを見て楽しんでいる私なのでした。笑

話を戻しまして。

最初に内覧した時から家の雰囲気は気に入って即決だったんですが、そこから家具などの場所を決めて細かい配置も決めていく作業はかなりあれこれ考えました。

なんとなく、とりあえず、、
で決めてしまうと、やっぱりなんかしっくりこないんですよね。

置物を置こうと決めた場所に置くものも、
「これじゃない、あれじゃない、、、
    おっ!コレ!!」
と、自分の心が「いいね」と思うまで試して納得すると、その場所にはひっかかりがないです。

そうやって洗面所、ダイニング、リビングとチェックを繰り返しながら自分の好きな空間を作ってきたので、より愛着が湧いてきたのかもしれません。

文句を言う人がいない

これも大きいかと思うのですが。

インテリアに独自のこだわりが強かった夫といた頃は、私が
「こういうのはどうかな」
と提案しても鼻で笑ってスルーでした。
自宅なんだけど、借り物の場所に住まわせてもらっているような。

「任せられるからまぁ楽でいいか」
と割り切っていましたが、今はやっぱり自分の好きな空間で過ごすことの心地よさをしみじみ感じています。

子どもたちは特にこだわりも主張もないのでほぼほぼ私の好み。

つくづく、こだわりを持った大人が一緒に暮らすのは、空間も含めて一緒に人生作り上げていくという姿勢が必要なんだよな、と思います。

子どもが巣立ったら、私はもう誰かと一緒に暮らすことはないんじゃないかなぁ。
早くも、時々そんな想像をしています。笑

「慣れ」もあるけどね。

私は昭和平成とくぐり抜けてきたので、冬の寒い日に母がストーブで下着を温めてくれたのをさぶいさぶいと言いながら着替えたり、友達と約束したのに誰一人来なくて1時間悲しい気持ちで立ち尽くし、集合場所を間違えていたことを後から知ったり。

結構切ない思い出も、引き出しいっぱいあるタイプです。

今は床暖房のある家も少なくないですし、一人1台以上スマホを持っています。
便利な世の中になりました。
家電にかけて親御さんが出た時の言葉遣いにドキドキすることもほとんどなくなりましたよね。

でも、その当時はそれが当たり前だった。

今の家を見つける前は、もっと小さな集合住宅でした。
追い焚き機能がなくて、突然熱湯が出てきたりするので子どもが扱うには危険で。

全て便利がいいかというとそういうわけではありませんが、たくさんの人の切ない経験の上に便利なものが開発されたなら、ありがたく恩恵を受けていいんじゃないかと思ってす。
昔の、不便さの中にあるノスタルジックはたまに振り返って懐かしさに浸る程度で。
ボタンひとつでお湯が沸くのは本当に嬉しい。笑

完璧な物件なんてないし、ご近所さんもクジ運みたいなところはありますが。

自分的なひっかかりがあっても見て見ぬふりをするというか、でもそんなもんでしょと心を鈍感にしていることはよくあると思うんですが、1箇所だけでも
「ここをときめきスペースにするには!」
って考えてみてほしいなぁと思います。

うちには台所に天井からの吊るしだながあって、側面に年季が入っていて前から気になっていたんですが。

先日ホームセンターで天井から吊るすフェイクプラントを見つけたので側面に天井から吊るしてみたんです。

そしたら、もう、全然気にならなくなりました!

その時は、天井から吊るすフック探しも頑張りました。
私の行った100均には、太めの穴が開くネジしか売ってなかったので、結局楽天市場で賃貸でも使える針みたいな釘を3つ押し込むタイプを見つけてそれを購入しました。

そしてまた、それを見るたびにいいなぁ〜♡って思うんですよね〜(単純w)

前の集合住宅より多少家賃は上がって、それをもったいないかな?と考えたこともあったんですけど、

「なくなるもの(家賃)じゃなくて、受け取れたもの(今の幸せ)にフォーカスした方がいいよ」
という言葉を誰かが言っていて、ハッとしまして。

お湯調整師の資格がいるんじゃないかと思うほど毎日ただの湯張りに時間と神経を持っていかれていた時は、
「毎月あと1万円払うから解放されたいわ〜」
と思っていました。

叶ってるじゃん♪

子どもたちも居心地良く感じてくれているようで、お友達もよく遊びにきてくれます。

人間関係や満員電車など、家の外で感じるストレスも多いでしょうが、家の中にヨガマット程度でもひっかかりのない自分の好きな空間を作れると、一瞬でもリラックスできると思います。

一度部屋の真ん中に立って、その場でぐるっと360度回ってみてください。

ひっかかりを感じるところはありましたか?
ひっかかってばかりで、一周できませんか?笑

今週末のタスクとして、そのひっかかりの1つをなくすというのはどうでしょう?!
思った以上に、達成感がありますよ!
カップルの方は、2人のお気に入りの空間作りをぜひ^^

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