140字以上のゲイ

Podcast「140字以上のゲイ」とブログをやっているnakamuraです。ライター…

140字以上のゲイ

Podcast「140字以上のゲイ」とブログをやっているnakamuraです。ライター。28歳ゲイ。 https://linktr.ee/140gay

最近の記事

地方ゲイと都会ゲイの違いや懸念点をもっと慎重にまとめたい

ゲイの間でよく語られることがある、「地方ゲイ」と「都会ゲイ」を比べるということ。都会って〜だよね、でも地方って〜だよねという議論。これ、もっと慎重に考えたい。 わたしは、長い間ずっと東北地方のまちで地方ゲイとして暮らしてきた(そもそも地方にいた時は地方という言葉をあまり好んで使わなかった。それって、あなたたち「都会」を主語にして、物事を見ているよね、と思っていました) そもそも、みんなが言う「地方ゲイ」とは何か。ここでは国の指針をもとに、まずは「地方」という言葉を定義した

    • 有料発展場の効率化・DX化に資する事業計画5項目(令和6年4月)

      ※本記事は、過去にボツになったPodcast企画「もしもK間和代先生が発展場を経営したら」を私が再編集したものです。 ①入場時に個体識別番号を付与し、全身を3Dスキャンまず、場内でマッチングの効率化やDX化を推進するためには、各ユーザーに「番号」を付与し、情報管理を行う必要がある。 「けんと」や「たく」といった名前ではなく「0001A、0002B、0003C」といった個体番号を付与することで、その後の工程の情報管理が、ユーザー・管理者ともに極めてスムーズに進めることができ

      • ありがとう5点ラジオ(編集部:中村エヅ子)

        私のポッドキャストライフは「5点ラジオ」さんとともにあります。 「ポッドキャストの世界ってこんなに面白いよ」と お二人の番組が、まさに体を張って、体現してくれていたからです。 いつも5点ラジオを聞いていました。しんどい仕事中、社用車の中で聞いていたり、その後転職し、思うようにいくか不安だった時も通勤のお供として聞いたり。一人のお昼休みにも、大阪出張の地下鉄でも聞いていました。 そして私は、nakamuraではなく5点ラジオ編集部:中村エヅ子として、僭越ながら、この5点ラジ

        • 140字以上の「2023年振り返り」

          nakamuraです。今年も1年間お世話になりました。 ありがたいことに、人に恵まれた1年でした…….真面目なことを言うと、身の回りの人がいろいろなチャンスをくれたおかげで、いろいろやりました……..そのことに感謝したいです。ありがとうございます。 正直、楽しいことばかりじゃなくて悲しいこともあり、「私、幸せになれるのかわからない….」と感じて迷ってばかりです。2024年は実質ラスト20代……迷うけれど、欲望のままにやりたい放題やっていこうと思います。もっと体力をつけたい

        地方ゲイと都会ゲイの違いや懸念点をもっと慎重にまとめたい

          なぜ発信を続けるのか。ゲイブログ・ポッドキャストを続けることと、応援の力【140字以上のゲイ】

          2017年の学生時代に始めたブログ、「140字以上のゲイ」は 2chまとめ速報サイトみたいなのを作りたくて、ライブドアブログでスタートしました。 何か、意見を発してみたい時、なんかモヤモヤする休日に書いてみて、誰かに読んでもらえるのが嬉しかった、誰かとつながれる気がしました。 当時、転勤で東北の田舎の方に住んでいたので、ゲイ特有の話ができる場所があまり多くなく、記事を書くことで、誰かと共感したいと思っていました。 ただ、ブログという媒体の特性上なのか、そこまで多くの人と

          なぜ発信を続けるのか。ゲイブログ・ポッドキャストを続けることと、応援の力【140字以上のゲイ】

          【ChatGPTと考える】なぜ一部のゲイは運動部経験を強調するか?【AIゲイブログ】

          生成AI「ChatGPT」の力を借りて、私が過去に書いたゲイブログの記事をリライト・再編集・書き直しをしましたので、よろしくお願いいたします。 ゲイの一部の人たちにとって、スポーツや運動部出身者への魅力は、性的な興奮を呼び起こす要素でもあります。例えば、青春時代のノンケ男性への恋心を、現在のスポーツ選手らに投影している可能性もあると言われています。 1、運動部経験の魅力さて、運動部経験にはそれぞれ異なるブランドや魅力があると考えられます。 例えば、「元サッカー部」はリク

          【ChatGPTと考える】なぜ一部のゲイは運動部経験を強調するか?【AIゲイブログ】

          20kg太った私を地獄から救ったあのトレーナーは、実家のおばあちゃんだった

          「あれ、太った?」 2021年。久しぶりに会う人ほぼ全員に、そう言われていた。 私に、聞くな。 なぜ疑問形なんだ。見れば、一目瞭然だろう。 私をこんな卑屈デブにしたのは、仕事のストレス+暴飲暴食+多忙な業務+食いしん坊すぎるメンタル+怠惰すぎるスタンス などなど。 私は、スーパー快速特急デブまっしぐら列車に乗り、マッハ9.99の速さでデブ街道を爆走していた。 そして自暴自棄から自己嫌悪に陥る無限ループだった。 そんな私の心と体を変えたのは、仕事でたまたま出会った「パ

          20kg太った私を地獄から救ったあのトレーナーは、実家のおばあちゃんだった

          「前髪系ゲイ」という言葉は、どこから来てどこへ行くのか

          「前髪系」という言葉には、「ゲイは短髪前提」というイメージが秘められていたと思える。前髪系とは「ゲイ用語」とされており、前髪を伸ばしているゲイの方々を指す。あえて、短髪と区別する際に使われている。一方、近年はコンマヘア・センターパート・マッシュなどの流行で、若年層には「前髪系」の方が人気を集めているように見える。 正直、魅力的であれば髪とかどっちでも良いやんけ!!と思うのだが、この「前髪系ゲイ」という言葉は、どこからきたのかーーーという問いは、気になるので探っていきたい。

          「前髪系ゲイ」という言葉は、どこから来てどこへ行くのか

          巨根はなぜ学校でイジられ、卒業後は自信を持つのか。男根崇拝と農耕文化

          中学校時代、大きなペニスを持つ少年は、「イジリ」の対象だった。島国、日本の学校という狭い同質社会で、巨根は「異形の存在」とされうる。しかし。過去に巨根の人を笑ってイジってきた少年たちの中には、15〜17歳あたりから、自身のサイズに不安を持つ人も。 段々と、着々と、ペニス価値観が「コペルニクス的転回」を繰り広げ、実は大きいことは彼の「誇り」となっていく。ペニスは、”ムスコ”・”自分自身”という別称もあるほど、自分を象徴する存在となっていくから。そして社会に出れば、たとえ上司に

          巨根はなぜ学校でイジられ、卒業後は自信を持つのか。男根崇拝と農耕文化

          私とあなたの黒歴史は、博物館だ。

          人間は、誰でも「黒歴史」をつくってしまう生き物。28歳の私も高校時代、黒歴史が詰まったオタク日記をネット上で書いていた。 「リア充爆発しろwww」「このアニメ、ネ申」「(´·ω·`)ショボーン」 こういう、懐かしい「死語」と呼ばれるネットスラングを使い、黒光りしている、私の黒歴史日記。顔から火が出るほど恥ずかしい。 しかし私と、あなたの黒歴史は、インターネットに開設された貴重な博物館のような存在になるーーー。 昨年の年末。 私は実家に帰省し、大掃除のために粛々と私物を整理

          私とあなたの黒歴史は、博物館だ。

          転校生の腹筋と、腹筋シール。

          なぜ、割れた腹筋はあんなにエロく感じるのだろう。 ドラえもん体型の私の場合、それは私には手に入らない「スポーツ少年のシンボル」だからエロく感じるのだと思う。 運動神経が悪くスポーツを諦め、生まれてから万年デブの私。さらに太りやすい体質。腹筋が見えたことがない。人生を振り返ると、私が痩せていた時期は、1匹のセミが地上で過ごす期間よりも短かった。だから、割れた腹筋は、性的な対象であると同時に、「憎しみの対象」でもあった。 小学生高学年にもなると、周りで腹筋が割れた子が現れてく

          転校生の腹筋と、腹筋シール。

          ゲイの「ハッピーサマーウェディング」への嫉妬

          「父さん母さんありがとう 大切な人ができたのです」。モー娘。の人気曲「ハッピーサマーウェディング」のリリースから、約20年の月日が流れたーーー。「ザ・幸せな結婚」の世界を展開するこの曲には、アラサーゲイの私の心に染みる言葉が並ぶ。それは、「自分の恋愛遍歴を明るくあけっぴろげに親へ告白できる主人公」への嫉妬と、憧憬だ。 当時、結婚はみんなのゴールだと思われていた。統計によると、2000年リリース時、男性の生涯未婚率は10%程、女性については何とわずか5%程だ。一方、国立社会保

          ゲイの「ハッピーサマーウェディング」への嫉妬

          吾輩は男アイドルを見ると泣くことしかできないゴリラである。

          かつての吾輩はHey!Say!JUMPという男性アイドルを追う「鬼」であった。しかし十数年経った最近、男性アイドルが画面上で動いて踊る姿を見ると、もはや涙を流すことしかできない「情緒不安定ゴリラ」になった。気持ちの昂りを、「涙を流すこと」でしか、表現できないのだ。 全身全霊でアイドルを楽しめなくなったのは、吾輩の心と体の、衰えにあったーーー。体が、限界以上の萌えの「供給」を受け付けなくなり、その総量が、限界値以上に達すると、涙が、こぼれてしまう。 (因みに2022年の紅白

          吾輩は男アイドルを見ると泣くことしかできないゴリラである。

          裏アカ男子のオフパコ動画は「富の再分配」を体現している

          社会のIT化が生んだ性獣、「裏アカ男子」。 彼らは、自らの性行為の様子を動画にまとめた「オフパコ動画」を、ネット上に自ら晒している。そこにあるのは、実は経済学の「富の再分配」であり、「ノブレス・オブリージュ」の精神だ。 近年、性にアクティブな男性たちは、洗練された「ネットリテラシー」を兼ね備えると、ネットに性器と性行為を晒すことが多い。オフパコ動画を晒すことで、こんなにもすごい性行為をしちゃってます、というアピールをしている。 その現象は、男性も「性的価値」を測られるとい

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