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読書記録≪マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法 ≫エミリー・ワプニック著  PHP研究所

私は4回転職している。
しかもほぼ異業種。

自分でもいったい何がしたいのか悩み、沼にハマッた時期もあった。
私は結局、何をやっても続かないダメな人間なんだ…と自己否定に陥った時もあった。

けれど、この本に出会って救われた。
必ずしも何か一つを極めなければいけない、なんてルールはないんだ!

1. 多種多様な興味のなかに、共通する何かがある

マルチポテンシャライトの人は、一見ばらばらのジャンルに興味を持つ。
けれど俯瞰してみると、何かしらの共通点があるはず。
本書のワークに沿って、生き生きと充実した経験を振り返ってみる。
それらを客観的にみて、何か共通していることはないだろうか?
私の場合、思った通りに何かをなし得たとき、が充実感につながる。
ものづくりでも研究でも事務作業でも、頭の中で考えたことが実現できると楽しい。

2. 多様性をどれくらい求めるか。

本書ではマルチポテンシャライトを4つのタイプにわけて、各々のタイプに合った働き方を提案してくれている。
大事なのが、多様性をどれくらい求めるか。
私は3種類の職種を兼任していたときに、上司から「いつかは1つに絞ってスペシャリストを目指さないとダメだよ」と言われ、ものすごくダメージを受けた経験がある。
同時進行で多様性を求めたいタイプらしい。

3. 「理想の一日」を考える。

朝おきて、どこで誰がいて、その後どんな風に過ごすか。
つまり、どうありたいか、 to beを考えよう、というワーク。
好奇心旺盛なマルチポテンシャライトは、to doだと沢山思いついちゃってしぼりきれないけど、to beだと想像しやすい。
私は今の理想は在宅での仕事。
このワークでイメージした理想と、上記1.で自分が大事にしていることがマッチするのは何かを探っていく。
私の場合、在宅でマイペースに仕事をすることで、新しく興味を持った分野について調べたり自分で色々実験したりする時間もほしい、という感じか。

4. まとめ

前述とおり、本書ではワーク形式で読み進められるため、自分の働き方・生き方を具体的に考えることができる。
カジュアルな文章で読みやすいのもおすすめの理由のひとつ。

ジャンルを飛び越えて色んなことに興味をもち、ひとつのことをずっと続けられないのは、自分だけじゃなかったんだ!
それは欠点ではないんだ!
と前向きにさせてくれる本。
そして、客観的に自分を見つめるきっかけになる。



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