皆様、働いてらっしゃいますでしょうか。

僕は去年の12月に転職し、何とか今の職を続けている。
今の会社も最高とは言えないが前の会社よりはまだ良いと思う。

今回は前の会社であった話を書いていこうと思う。

、、、

〜第一章【新人研修】〜

どこの会社にもあると思う。

大体1日目は入社式で2日目から新人研修みたいな社会人の基礎を学ぶ場が僕の会社にも設けられていた。

僕の会社は新人研修を割としっかりやる会社で期間はまるまる1ヶ月間もあった。

渋谷の会議室を間借りし、そこで座学等含め研修を受けた。
新入社員だけで700人も居る割と大きい会社で、僕は営業職の仲間40名とともに研修を受けていた。

研修1日目。

僕は遅刻した。

これは会社が「やべーっ」って話じゃなく、僕がやばい話だ。
あんまり関係無いけどついでに書こうと思う。

研修初日で場所もあんまり分からなかったし40分くらい早めに渋谷に着いた。にも関わらずGoogle MAPが完全に詰み、僕は余裕で20分遅刻した。

遅刻して入ったらなんかお偉いさんが話してたのを覚えてる。
全く内容は頭に入らなかったし皆ピッとしててこれはやらかしたなと思った。

初日から自分の汚点を見せつけてしまった為、皆に負けないように挽回するしかないなと考えてた。

お偉いさんが

「色々テストとか営業ロープレとかあると思うけどそこで頑張れば希望の部署とか優先するかもね。やっぱり頑張ってるやつを応援したいのはあるし。」

と言い出した。

そう、この研修では後ろの壁に皆の名前入りの紙が貼ってあり、そこにポイントが加算されていくという謎システムを導入してした。

良くドラマとかで見るやつだ。

↑こーゆーやつ。

『もう、これしか無い！』

まじでここで良い成績とってこいつ、初日遅刻したけどやるやんって思われるしか無かった。

そんなこんなで僕の研修はやる気を出し始まった。

〜〜〜〜

２週間が経った。

僕はまじで真面目に頑張ってた。

テストとかも頑張ったし中間ロープレでは3位を取ったし、僕のポイントはしっかり上位陣に食い込んで居た。

担当の人事とも仲良くなってたしもう挽回は出来てたと思う。

皆と話ながらどこの部署が良いかな〜とかそんな感じで学校の延長上を楽しんで居た。

しかし、ここで事件が起きる。

担当の人事の上司のババアの講義を聴いていた時だった。

ババア「皆さんにはこの研修後、一度コールセンター部署に配属して貰います！」

一同『！？？？！？？？？？？』

まじで何言ってるのか分からなかった。
営業の研修受けてるのにコールセンター！？

皆まじですごい顔してた。

ババアが言うには営業で一番売り上げが良いのがコールセンターサービスであり、そこを学ばないと始まらないから皆行ってこい。

との事だった。

良い感じに言ってるけど要するに人手不足って事で利用されてるんだろうなってのはすぐ分かった。

しかも期間は2週間〜4ヶ月で人によって変わるとの事。

もう、不安しかなかった。

正直コールセンターのイメージはストレスしか溜まらなさそうだし、一気にやる気を削がれた。

そこからはもう皆ずっっっとコールセンター部署スタートでどーしようって話しかしてなかった。

質問してもまだ完全に全てが決まっていないらしく、宙ぶらりんな状態だった。

〜〜〜

さらに時は流れ1ヶ月後。

研修も終盤に差し掛かっていた。
僕は真面目にやっていたし最終ロープレでも一位を取る等、本当に研修でNo. 1になった。汚名返上は完了していた。

確か研修終了2日前だったと思う。

またあのババアの講義があった。

コールセンターの話でなんかもう期間は全員4ヶ月になってて、それぞれどこのコールセンターに行くのかとはメールしますとかの話してたと思う。

そんな事より僕らには大きな問題があった。

それは【営業手当】だった。

営業に配属されると基本給にプラスして5万くらいの営業手当が付く。新卒にしてまぁ良い給料になるからここを選んだのもあった。

手取り額を計算して都内に引っ越して来た子も居たし、確実に大きな死活問題だった。

聞くに聞けない質問だったが、遂に1人の勇者が手を挙げた。

｢、、、コールセンター期間も営業手当はでるのでしょうか？」

「、、、出ません！」

もう、最悪だった。
想定していた最悪のパターンだ。

営業活動しないから営業手当は出ません。それの一点張りだった。
当然新卒が言い返せる訳もなく。皆すごい顔してた。
僕は本気でババアを睨み付けてた。もっと早く言えよって思ったし完全に足元見られてる感じが堪らなくイライラしたのだ。

この時点で9割はまじで辞めようと心に決めてた。
営業の皆も辞めたいって気持ちはあったと思う。

でもすぐに辞められる訳が無い。
新卒で入った会社をすぐ辞められる様なメンタルは僕には無かったのだ。

そんなこんなでゴールデンウィークも終わり、

遂にコールセンター部署への初出勤となった。

〜コールセンター編へ続く。〜