ZENTA|ビジュアルクリエイター@さっぽろ

デジタルフォトグラフィー時代のヴィジュアルメイキングのあり方を模索しています。 - Y…

ZENTA|ビジュアルクリエイター@さっぽろ

デジタルフォトグラフィー時代のヴィジュアルメイキングのあり方を模索しています。 - YouTube - https://www.youtube.com/c/ZENTAKASHIMOTO/ - Portfolio - https://zentakashimoto.com/

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最近の記事

This is ME.プロジェクト写真展に寄せて。

みなさんこんにちは。 札幌をベースに活動しているフォトグラファーの樫本です。(最近は映像やデザインもやっているので、厳密にはクリエイターですが。。) ここでは5月28日、29日に開催される、「This is ME.」プロジェクトの写真展についてお話しようと思っています。 ★プロジェクトの立ち上げ経緯 そもそも、僕がこのプロジェクトに関わらせていただいたきっかけは、Akiradiant∞(アキラディアント)のAkiraさんの発案からでした。写真を通じて一般の方へ「新しく自

    • ZPA写真展開催に寄せて

      こんにちは。 札幌のクリエーター樫本です。 大分ご無沙汰していましたが、ふと思いついて、というか、僕にとって節目の出来事が来月あるのでそのことを少し書いていこうと思っています。 タイトルにもあるように、僕企画の写真展を来月2月19日から開催予定です。 なぜこれが節目かというと、遡ること約1年前、ZPA(Zenta Portrait Academy)というポートレート撮影に特化した写真勉強グループを立ち上げていて、お陰様で30名以上のまとまった団体となり、メンバーのみなさ

      • フォトグラファーがモデルさんとインスタライブをした結果・・。

        この投稿では、僕樫本が最近思いつきでやったインスタライブの顛末を紹介したいと思います。フォトグラファーやモデルの方に少しでもヒントを見つけれくれたら嬉しいです。 1.ライブ配信をやってみた。(きっかけ) 最近僕はポートレートモデルさんたちとインスタグラムのライブ配信機能(インスタライブ)を使ってライブ配信をしてみました。 特に以前から計画していたわけではなく、実際にやろうと思ってからインスタライブを始めるまでは1日程度の時間しかかかっていません。 世の中の情勢の影響で、

        • 可能性を広げるRAW現像のポテンシャル|写真作品を作るためのRAW現像

          この記事では、デジタルフォトグラフィーの世界で写真の品質を劇的に上げるファイルフォーマットであるRAWファイルについてと、それを写真「作品」に仕上げる上で大切な考え方について書いていきます。 1.RAW(ファイル)とは いまいちきちんと理解してないと感じる方のために、はじめにRAWとは何かを説明しようと思います。 RAWファイルとは、デジタルカメラで撮影時にセンサーが受け取った光を一定の法則でデータ(主にRGB信号=Red/Green/Blue)に変換して、そのほかカメラ

        This is ME.プロジェクト写真展に寄せて。

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        • ZENTA作品集2018
          3本

        記事

          フォトグラファーが生き残るみちはこれしかない。

          COVID-19ショックがあるなしに関わらず、というか、むしろこの出来事でいままでおぼろげながら見えていた僕たちフォトグラファーの未来像がはっきりと姿を表したように僕には感じます。 この記事ではフォトグラファーが生き残るためにとるべき道を僕なりに考察してみたいと思います。 ■生き残れる人材の前提条件 まず、前提条件としてITスキルは必須です。ここでいうITスキルとは、パソコンでエクセルやパワーポイント、ちょっとした画像処理ができるといったたぐいのことではなく、インターネッ

          フォトグラファーが生き残るみちはこれしかない。

          YouTubeを始めてわかったこと。

          札幌のフォトグラファー樫本善太です。この記事では、今年5月頭から意を決して飛び込んだYouTubeという世界で最初期に僕が感じたことを7つのポイントで紹介したいと思います。 結論からいうと、コンテンツを考える上で常に視聴者の興味と、自分のやりたいことのバランスをとることが求められるという印象です。 客観的に自分の姿をみることで様々な気づきも得られます。これから始めようと思っている人に少しなにか感じてもらえたらと思います。 1.意外に自分しゃべれてないw 僕人前でしゃべる

          スタジオ作品撮り 全行程まとめ!

          僕がいつも作品撮りする時の大まかな流れを今回のスタジオ撮りを例に書いてみたいと思います。あくまで現時点での僕のやり方なので、参考程度にお読みいただければと思います。 【流れ】 ・アイデアまとめ ・資料作成 ・チームメンバー選定 ・撮影場所、時間決定 ・当日 ・編集 ・共有 ・アイデアのまとめ 今回の作品撮りは、スタジオでライティングをきっちりとして撮影したいと思っていたので(その前まではロケ撮影で自然光を主に使ったものが続いていました)、画作りの方向性としては色やコン

          スタジオ作品撮り 全行程まとめ!

          プロフォトグラファーが作品撮りをする意義とは

          フォトグラファーにとって、定期的に作品撮りをする事は非常に大切なことだとここ数年特に感じています。 かく言う僕自身も仕事を初めたころから作品撮りをしてきたわけではありませんでした。 フリーのフォトグラファーという仕事をスタートさせてからの数年間はとにかく仕事の量を増やす事が最優先で、来たものはなるべく断らずにオールジャンルの撮影をしていました。 ある意味これは必要なことだったと思っています。それによって様々な撮影の現場でスキルアップと人脈が出来ました。 ただ、今考える

          プロフォトグラファーが作品撮りをする意義とは

          Sony FE135mm F1.8 GM (SEL135F18GM)レビュー

          4月19日にソニーから発売開始された「FE135mm F1.8 GM」を、ソニーストア札幌様からお借りして撮影する機会を頂いたので簡単なレビューを書きたいと思います。(@zentakashimoto_photo) まず、筐体の質感はソニーのGMシリーズのルックスを踏襲したモダンでソリッドな感じです。持った感じもこクラスのレンズにしては約950グラムと重すぎずにボディーとのバランスは良好な印象です。よく比較されるシグマの135mm F1.8 DG HSMは1230グラムなので

          Sony FE135mm F1.8 GM (SEL135F18GM)レビュー

          iPadOSが広げるフォトグラファーのクリエーティビティー(後編)

          後編は主にiPadをサブディスプレーとして活用できるSidecar機能について日頃写真を生業としているフォトグラファー視点で書きたいと思います。 フォトグラファーに必須な編集デバイス 近年フォトグラファーの仕事は(特に広告やコマーシャル分野で)撮影のみならずその後の編集(レタッチ)まで領域が拡大しています。 予算があればプロのレタッチャーを雇って撮影後の仕上げの部分を任せることもありますが、大まかに言ってフォトグラファーも仕上げまでをPC上で行うことがほとんどだと思います

          iPadOSが広げるフォトグラファーのクリエーティビティー(後編)

          iPadOSが広げるフォトグラファーのクリエーティビティー(前編)

          6月3日にAppleが毎年行わうWWCD(開発者会議)において様々な発表が行われた中で、フォトグラファー視点で俯瞰したときにポイントとなる事柄は2つあったと思っています。 モンスターMac Pro登場 まずなんといってもハード面では最新のMac Proが発表されたことですね。ここ数年Appleの製品は常にマシンの能力を限界まで引き出して使うクリエイティブプロの間では能力不足が指摘され続けていました。 同じスペックで見た場合Windowsマシンと比較して圧倒的にコストパフォ

          iPadOSが広げるフォトグラファーのクリエーティビティー(前編)

          Fujifilmの新しい中判カメラ。

          噂では、今日(5月23日)に、同社の中判カメラシリーズであるGFXシリーズの新型機「GFX 100」が発表される見込みです(執筆時点)。 センサーの画素数は約一億画素ということで、一眼レフタイプのカメラとしては初の1億画素超えとなる機種となりそうです。 中判カメラ自体はフイルムの時代から主に大伸ばしやクオリティーの追求の必要性からコマーシャル用途で使われてきました。ただ、このミラーレスカメラ全盛期に中盤フォーマットのセンサーを搭載したカメラを出す意味は以前よりも大きいと感

          Profoto A1X 発表、雑感。

          5月15日にProfotoからクリップオンストロボタイプのフラシュのA1Xが発表されました。 去年の暮にはじめてA1が発売されてから半年でのアップデート版のリリースとなりました。 Profotoは伝統的に「X」が付いた製品が改良版となり、初代からの不具合や様々な改善がなされていることが期待されます。 特に今回の目玉はなんと言ってもNikon、Canonに加えてSonyバージョンが用意されたことだと思います。これはA1発表時に導入が告知されていましたので、やっとといったと