見出し画像

詩 インドに斃れる

インドでの言い回しにあることですが
人が死すとき死したとき
あの人はフィニッシュした というそうです
なんともインド この世を生き抜いて
人生をやり遂げて終わるなら
確かにそれはフィニッシュですね
なんだかガンジス川を思ってしまいますなあ
死してあの川に流されたときには
輪廻を終えるんでしたっけ
仏教かヒンドゥー教か わかりませんが
どこからの思想なのか わかりませんが
生まれ変わりには反対したい様子
世は苦界だというのが前提なのでしょう
そしてガンジス川に流されたい人たちが
死を待つ家というところにいるそうです
彼らは生きた 生き抜いて戦い抜いた
そうして死をきちんと見つめている
生きたら死ぬのだと思って 一切ごまかさない
そんな死生観を持って生きていれば
エネルギーに満ち タフにやれるだろうし
彼らを支えるカレーだっておいしくなるはずで
酷暑の中でもカレー いつだってカレー
なにしろ うまいもんを食わないと
なにしろ 栄養を摂らないと
あれって日本の食卓でいうところの
味噌汁みたいなポジションなんだと
また伝聞ですが知りましたけど
ともあれインド なんとも気になる国であり
成長ぶりが凄まじいので
世界地図はまさかの展開があるかもしれない
それはそうと腹がへってきたので
ひさびさにインド料理屋に行こうかしらん
サモサをくれ ラッシーをくれ
チキンカレーに合わすのは ライスかナンかで迷うもの
注文後 席から見えるテレビには現地の番組
シタールの音色に合わせ 女子が踊っていて
おやおやこれは ナンとカレーな踊りってかーい!



サポートありがとうございます!助かります。