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突撃!ふたりで昼ごはん(餃子編)

いつもの一人飯シリーズではございません。
先日は二人で旅に出ました。というお話。

ここは餃子の町として名高い某所。
その昔、それぞれが別々のタイミングで
訪れたことのある県ですが、その時は二人とも
餃子を食していないという痛恨のミス。

今回こそミッションクリアを目指してチャレンジ

「何があってもふたり一緒なら大丈夫!」

という伝説の光の戦士のセリフとともに
(片方がおじさんだが、この際不問とする)

我々は【餃子通り】という
ミステリアスなストリートを目指した。

高速のインターを降りてしばらく
走らなければいけない。幹線道路は混雑し、
観光客なのか地元の方なのか
入り混じる形で車列が進んでいった。
「駅前に行ったら、きっとさらに混雑しているね」
なんという軽口を叩いていたのだが..…

ここ、なんて平行世界?

駅方面に近づくにつれ高いビルが立ち並び
道路もキレイに整備され賑やかさを増してきた。

それと相反するように
車の数が激減したのである。

さっきまでの交通量は何だったのか!?
まるで、もう一つの世界線にたどり着いたような
エル・プサイ・コングルゥ
一抹の不安を抱えつつも、ミッション遂行の為に
グーグル先生の指示を受けながら車を走らせる。

—餃子通り

駅前のメイン(?)ストリートから
一歩入った路地にそれはあった。

言葉から想像するに、餃子のお店が立ち並び
「一皿なんてほぼゼロカロリー」と言いながら
次から次へと食べ歩きが出来るような
そんな魅惑のGSS(ガーリック・スメル・ストリート)を想像させるが

実際はまるで違った。

えっ!?


短ッ

老舗の有名餃子店が2つ、ラーメン店寄りが2つ、
食品会社が運営するお店が1つ、

5店舗!?

確かに人気のお店なのだろう。
通りを挟んだ向かい側にも整理番号で並ぶ待機の列があったり、
細い路地に綺麗に整列した長蛇の列があったりするが、
たった5店舗、横並びでもなく点在する各お店に
くたびれた看板や幟などの販促物。

地域としてあまり積極的ではない感じを受けた。

おかしい。

もしかして場所を間違えたのであろうか?
他に有名な繁華街があるのじゃないかしら?
絶対にココのわけがない。
そう思わせるような、ちょっと通好みのストリート。

いや、そうじゃない!
もっとベタでいいんだよ
ベタな観光地紹介せぇよ!グー◎ル先生。

と悪態をつきながら、とりあえず周辺を
ぐるぐる探したが、餃子素人の我々には発見することは出来ず。
ミッションの残り時間が迫り、断念して最初のパーキングへ車を取りに向かうことにした。

チャンス到来!?

一番手前の店に並んでいた列が無くなっているぅ!
ランチタイムが終わりを告げた可能性もあるが
一応、お店に顔を突っ込んで聞いてみる。

キュアブランク(男)「あの~ぅ…」
店員A「ハイッ!何名様」

キュアブランク(男)「ふ、ふたり...」
店員A「は、コチラーッ」

通されたカウンター席。
背中側はすれ違うのがやっとの狭い通路

たまたま空いた席に滑り込んだ形だった。
宇◎宮餃子会正会員のお店らしい。
モグリではないということで安心。

ドドンッ!

羽付きですので飛び立つ前にお早めに


ミッションクリアまでの残り時間が少ない。
我々は変身もそこそこに、餃子に齧り付いた。

オーダーは肉餃子と、しそ餃子、チーズ餃子(揚げ)
+半ライス

香ばしい羽を纏った餃子は
一口サイズで食べやすく、クセがない正直な味わい。
しそ餃子はさっぱりした風味がフレッシュさを演出。
チーズ餃子は女子ウケ抜群の濃厚でキュートな味わい(?)

つまり、餃子である。

えーっと、餃子なのよ。

皆さんが想像する餃子です。

餃子は餃子の域を超えない。
消費量がトップということは、
つまり日常的に食している普通食。
特別感なんていらないのかもしれない。
それこそがソウルフードなのかもしれない。

過度な期待はしないほうが良い。
我々はとりあえず満足とし、
ミッションクリアに認定した。

誤解のないように記しておくが、お店はどこも長蛇の列で、限られた時間では並んで食べようという選択肢がなかったのだ。餃子会が運営する、お土産と複数店舗がある地下の施設も観に行ったが満杯過ぎてすぐに引き返したのだ。

1号の「言い訳していいわけ?大辞典」風の巻32ページより

ココで食べなきゃダメだよぅ!

と餃子の国の人がいたら遠慮なくコメント下さい。
ネットで買えれば、なお嬉しい。

実力はこんなものじゃないはずだ。
次回の活躍を期待する。

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