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出戻りに関してジョブホッパーからの進言

 いよいよ年末ですねぇ。年末は自分も含め、人々の心理なのか真理なのか「あの人はどうしているか」と思い、人に会いたくなり、会う。何社も経験していると、そんな人もそれなりにいて、様々な人生模様を垣間見る。

 ジョブホッパーの知り合いはジョブホッパーという訳でもないのだが、その中でも「また転職しました」と言う方も少なくない。自分よりも他人は客観的に見ることができることから、思ったことを忘れずに記したいと思う。

 今回は「出戻り」に関して少し思うことを書いていきたいと思う。「出戻り」の定義としては「過去に一度勤めた企業を一社或いは複数社跨いだ後に戻ること。

 自分自身も考えたことは、何度かありますが「出戻り」を経験したことがありません。されている方は複数人知っています。そこからのインプットですので、基本的には「知らないやつが語ってんじゃねーよ」ぐらいに思っていただければ幸いです。

 まず会社としてのスタンスがありますので、会社が「出戻り可」なのか、そして且つ「自分はできるのか」ということが前提にはあります。会社が姿勢やルールとして禁止している以外は、転職としては「出戻りができる状態」でするのがリスクヘッジの一つであるとも思います。
 昨今「出戻り」は紹介料などのコストがかからない(リファラルに似ている)ということと、過去に活躍していて知っている(教育費用がかからない)ということも含め、人材不足の市場に珍しくないことのように思いますし、出戻りをそもそも慣行している会社は個人的にはいい会社のようには思います。
 どこに注意点があんねん。という方。すみません。注意点としましては個人的には特にないのですが、位が高い人においても言えますが一つは「確実に出世がしにくい」であろうことと「言わずもがな、前戻った状態と色々と変わらない」というところです。「昇格できない」という話ではなく、それはあまり聞いたことはない。

 自分が変われば世界が変わるので、他の会社を跨いだことに基づき、少し感覚が変わるということはあるかもしれませんが、恐らく勤務や会社の印象は複数年程度ではほぼ変わらない可能性が高い。そちらを重々承知で、転職をご決断とのこと。

 また「呼び戻される人」がほとんどではあると思います。私の周りでは「過去でそこで名がある程度知られるほど活躍していて、人脈を通して呼び戻される人」が多い。また保守的な方が出戻りに向いている印象を受けます。

 「あそこはいい思い出のまま閉まっておいて、おまえは新しい会社で頑張れ」と同じく退職をされた先輩から言葉をいただいたことがあります。その通りだなと、私は思い、今は古巣に戻る気持ちはすっかり無くなりました。働いている時にある程度苦労していたことも忘れてはいない。しかし恋愛と同じか、不思議と辞めると良かった思いがこみ上げてくる(not allですが)

 個人的には自分の趣向を見極め、できるのであればもう一度同じ会社で働くというのは100%アリです。それで幸せが掴めるのならそれ以上はない。「だったら辞めるなよ」とかそんなことは言わない(ジョブホッパーのどの口が言えるのだ、と)。「出戻りできる会社、したくなる会社」はいい会社だし、その方が生きやすい。

良い、復帰を。

 

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