腰が痛い人は腹筋をしましょう!

と、いう見出しをよく目にします。

これはどうなのか?と、いう意見を書いていきます。

僕の意見としては

一概に正しいとは言えません。

なぜならば、
背筋をしないといけない腰痛もあるからです。

例えば、、、
前屈(前かがみ)をして腰が痛い人の特徴として、

・身体のお腹側(前面)の筋肉が強い(短縮) or 筋肉が働いていない(弱化)

・身体の背中側(後面)の筋肉が弱い(弱化) or 筋肉が働きすぎている(亢進)

が、考えられます。

人間の生活では、料理・掃除・勉強・ゲーム 等、前かがみの動作が多いはずです。

日常生活により、胸やお腹(腹斜筋)の筋肉は、ずっと縮んだままの状態にあります。

お腹(前面)側の筋肉が縮んでいると、背中(後面)側の筋肉はずっと伸ばされた状態になります。

それが原因として腰痛を引き起こしてしまいます。

施術の見立てとしては、
お腹(前面)側と背中(後面)側の筋肉へアプローチをしてから、エクササイズやストレッチで筋肉が働くように促し、バランスを整えてあげることが大事になります。

まず、足裏・ふくらはぎ(下退部)から行っていき、太もも(大腿部)→骨盤周りの筋肉→背中→首周りという順番で行っていくことが多いです。

筋肉に対してアプローチをした後は、弱くなっている筋肉のエクササイズを行っていき、バランスを整えます。

そして、自宅でのセルフケアを指導するのですが、

内容として、

・下半身が原因の大部分の場合
→アキレス腱(下退部)、太もも(ハムストリングス)、骨盤体操。

・上半身からが原因の大部分の場合
→背中(脇腹)と胸(肩)周りのストレッチ・マッサージ、骨盤体操。


を、痛みの無い範囲で行うように伝えます。

前かがみをした時に、腰痛がある人は、アキレス腱のストレッチやマッサージをしてみて少しでも改善するのであれば、その腰痛の原因にふくらはぎが関係するかも知れません!

腰痛=腹筋 ではなく

腰痛=必要なエクササイズやストレッチ と、覚えてくれると嬉しいです!

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