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宝石を磨くのは宝石。

自分がやりたいことは意外と気づかないうちにやっている。
教員として働き始めて3ヶ月。

何かと自分のやってきたことに価値を見出したり、やりがいを感じたり。
自分が授業の中でこだわっていることに気づけた気がする。

その中でも、自分が教員になって一番やりたかったこと。
教員になりたかった理由の一番根っこにあるもの。
それは、


私と関わった人全員の中にある「宝石」を見つけ出し、
それを「磨く」手助けをすることだ。

以下にそう思うようになったきっかけと、ここ二週間の学びを綴る。


人間観察大好き人間の誕生秘話


私は小さい頃から人を観察することがとても好きだった
お店に行っては周りの人に釘付けで、親に注意されるまでずっとみていた。

自分と関わりのある人だと余計に観察してしまう
特に負けず嫌いな私は、観察して勝手に悔しくなったり、負けた気持ちになったり、勝ってやると勝手に競争心を燃やしたり、とことん褒めたり
色々自分の人生を不自由にしていると思う。

だけど、それに対していいこともたくさんある。
人のいい部分に気づけて、それを素直に伝える勇気さえ自分の中にあれば。

最近英語を教えている生徒の親御さんから

「入学前は英語が大っ嫌いと言っていたのに、最近では家に帰ってきて英語の曲を歌うようになったり、映画を吹き替えではなく字幕で見るようになったんです。
夫婦でその急激な変化にとっても驚いていますし、何より英語を楽しんでいる姿を見れて嬉しいです。感謝しています。」

と言っていただき、本当に涙腺が危なかった。
もうこれは言っていただけたこと自体、本当にこれ以上ない幸せだし、興味を持ってくれるような授業ができているという自信になった。

正直、自慢話みたいになってしまった気がするし、こんな新米教員にはもったいないくらいのお言葉だと思うが、忙しい教員生活の中でこのような幸せな話は自分のモチベーションを保つために大事なポーションだったりするので、書き記させていただきます…
このようなところで嬉しがっている自分はまだまだ青いと実感してます…。(わかっているなら書くな!笑)


そのお話を聞いた上で、私は

「お子さんは授業の時は〜(中略)〜でクラスのムードメーカー的な存在です。この前の提出物では〜(中略)〜で、〜(中略)〜のように感じていたみたいですけど、〜(以下省略)〜」

のように、スラスラと、その生徒の光り輝く「宝石」の部分を伝えることができた。

これを話しているうちに、私は思っているよりも無意識的に生徒を個別最適化して見ることができているし、
自分の中でできていないかもしれないと思っている「宝石」を見つける活動も、潜在的に行っているのだなと気づくことができた。

では、「宝石」は見つけられている。
次に何をするべきか、

それらの見つけた生徒の「宝石」を「磨く」手助けをするためにやるべきこと・できることは何か。

それは、教員自身が常に学び続けることだと私は考える。

教員の学びはどこにあるか


ダイヤはダイヤでしか削れない。
私はこのような話を聞いたことがある。
どんなに硬いダイヤでも、ダイヤで研磨すれば形や輝き、鋭さや大きさを変えることが出来るのだ。

仮に生徒の「宝石」の部分を発掘したとして
それを研磨してより外から見えやすいように
魅力的に見えるように
個性的なその子らしい形で荒れるように
太陽が当たる時も、暗闇の中でも色々な環境を楽しんで自分の光を作り出せるように。

そのためには必ず生徒の「宝石」を研磨する「宝石」が必要なのだ。

研磨するための宝石は教員であったり、家庭であったり、地域であったり、近くのお店の人であったり、友人であったり
どんなものでも「宝石」の輝きを最大化する「宝石」になりうる。

その中でも私は今、教員という形で生徒に関わっている。
なので、教員自身「宝石」の輝きも人一倍にする必要がある。
そのために私は今週までの二週間ほぼ毎日新しい人と会い、価値観を共有し、自分に対する気づきを増やしてきた。

それには相当な労力が必要だ。
だけれども、最高級に磨かれた「宝石」によって磨かれる「宝石」はどんな色・形・輝き・大きさになるのだろうか。


ここ二週間の私にとっての「宝石」

ここ二週間で出会った私の「宝石」を研磨してくださった素敵な「宝石」である方々を2名紹介をさせていただきたいと思う。

小沢佑太さん。
数学科の非常勤講師で、ご自身の劇団を2022年4月に立ち上げられた方です。
初めて知ったのはこのNOTEを通じて、そしてお話をしましょうということで連絡を取り、その約一週間後にZOOM。
スピード感がとにかく半端ない。

実際にお話しさせていただき、多様な働き方のスタイル、私の悩み相談や、現在の教育に関するディスカッションなど、尽きることのない話題と小沢さんの魅力に魅了された。
私の言葉では伝えきれないですし、私よりもはるかにたくさんの素敵な表現や言葉を巧みに操る小沢さんの素敵な文章に触れられることを強くお勧めします。


信田雄一郎さん
小沢さんを知るきっかけになった投稿をされた方で、小沢さんとお話をした2日後にオンラインでお話することが実現。
なんたるスピード感。

「善は急げ」という言葉のように、また今度、と言ったものほど今度がないので、予定は早めに決める。という信田さんの考えにとても共感するところがあった。

特に言葉に対する考え方、感性がとても素敵なお方です。
私の特に好きなNOTEはこちら。

信田さんには後日、自分の思考のクセを知るためのカードを使用したアクティビティに誘っていただき、自分を深く知ろう、もっと自分の「宝石」を磨きたい!とそう思わせていただく刺激をたくさんもらいました。

ここまででもう紹介させていただく限界値に達している気がします…まだまだ10人以上いらっしゃるのに…
本当に書ききれません。
もっともっと皆さんの魅力を発信したい。

でもその知りたい!ってトリガーとなるものを作って、みなさんに調べていただくということもいいじゃないか、とそんな気がしてきました。

今回の記事で伝えたかったことは、
私が出来ることは私と関わった方の「宝石」を見つけて、よりその人らしい輝きが得られるように「磨く」お手伝いをすること。
そして私自身が常に自己研鑽を積んで自分の「宝石」に自信を持って、自分の人生を楽しむこと。

何か自分の中に宝石があると思うととってもワクワクするじゃないですか。
お金では買えないもの。
代表例は愛だけど、それは自分への愛でもあるんじゃないかなって。

自分をしっかり愛してあげて、自分の中の大事な「宝石」をよりキラキラさせるために自分がやりたいこと、するべきこと。
そしてそのために必要なお手伝いや新しい人との出会い。

一期一会を大切に、善は急げ、時は金なり。
今週二週間の学びはここに書いた3000字の文章に収まることなく、私の人生への大きな大きな影響を残すのだろうと思います

明日からまた一週間。
さぁ、新しい「宝石」採掘してくらぁ!!

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