「読書歴さらし合いサロン」は、「博士のシェアハウス」のアップデートである

「週に1冊以上本を読む大学生が集まり、読書歴を日々共有するオンラインサロンを作りたい」という記事を書いた。

「読書歴をさらし合うサロン」が作りたい。だって、それが一番分かり合える気がするから

今回は、前回の記事で触れなかった「なぜ大学生だけなのか」「なぜ有料オンラインサロンなのか」について考えをまとめておきたいと思う。

僕が昔やっていた活動の1つに「博士のシェアハウス」というものがある。東大本郷キャンパスのそばに2LDKの部屋を借りて、研究者の勉強会など夜な夜な開催していた場所で、将来的には、全国の大学のそばに展開できればと思っていた。(展開といっても、東京以外の部屋のオーナーは現地の研究者で、「博士のシェアハウス」という名前のもとに連携を組むような形を想定していた)

博士のシェアハウスまとめTogetter

いま考えているオンラインサロンでやりたいことは、この「博士のシェアハウス」のアップデートだ。

例えば当時は、いろんな分野の研究者に声をかけて、シェアハウスに連れてきていた。今回やろうとしているのはその逆で、人をとりあえず集めて、お互いの知的関心事を共有した状態で散っていく。その結果、いろんな分野の人たちが繋がっている状態ができるというのを狙っている。

言い出しっぺの僕の開拓力や興味範囲の広さを信じるよりは、集まった人たちの興味範囲の散らかり具合を信じる方が、多様な繋がりが作れると思っている。(これは、ほぼそのままサロン参加者を大学生に絞りたい理由でもある。集まった人たちが、数年後に良い具合に散り散りになっていて欲しいのである)

お金に関してで言うと、自分の知的関心事をさらけ出した人を後押しするような緩やかなお金の流れを作りたいと思っている。

研究者のクラウドファンディングは方向性として近いのだが、それをより緩く「この本買いたいからお金欲しい」「面白そうだからあげる」みたいなやりとりが日常的に生まれる世界になるといいなと思っている。(こういう使い方は、企業からもらうお金だとなんだかんだで難しい。なので、参加者からお金を集めるオンラインサロンにしたいのだ)

こんな活動を通じて、自分の周りの人が知的興味に忠実に暮らしていけるといいなぁと思っている。そのほうが社会が良くなるとかではなく、単純に僕がそういう人を見ているのが好きだから。

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