「あなたは悪くない」

悪くないのか、やっぱり悪いのか。


周りの方々からよく言われる言葉。

「あなたは、悪くない。」
「この件については、あなたは、全く悪くない。」
「だから、自分を責めないで。」
 

わたしのこの記事に辿り着いた皆さんも、こういうことを言われたことがあるのではないでしょうか?

わたしは特に、自分が原因の場合は勿論、自分が原因でない場合(例えば、巻き込まれ事故)でも全てわたしが悪いと感じて自分自身を責める傾向がある。

さまざまなケースで、
「Nagomiさんは悪くない、悪くないんだから。自分を責めちゃだめ。」

と言われ続けた。
けれど、なかなかわたしの中では納得がいかない。

最近この言葉を言われた時は、本当にそうなのだろうか?という気持ちが強かった。

その問題は、感情に関わる問題で…どうしようもない問題だった。


わたしが捨てなければならない感情だから。
そんな感情を持ってしまった、わたしがいけない。
相手から拒絶されてるんだし、やっぱり、わたしがいけない。
全て、わたしが悪いんだ。

そんな話をしていたら。

「Nagomiさんは、全然悪くない。」
「悪いのは、相手ともう一人。気持ち悪いことをした人たちが悪い。」
「そういう勘違いをさせる人に問題がある。」
「Nagomiさんは、人として、当然の感情を持っただけ。その感情は、持ってもいい。捨てなければならないなんてない。」
「そんな辛い中、よく頑張ったと思う!」
「だから、絶対に自分を責めちゃだめ!」

他者から見ると、そう見えるんだな…と思えた。

わたしの考えを汲んで、わたしの立場になって考えてくださって。
その上で、わたしのモヤモヤしていること、こうやって自分を責め続けて辛くなることを「違うよ」と説いてくれる。

そんな人たちが、周りにいてくれるから、まだわたしはこうして生きていられるんだなと思った。

それでも、やっぱり自責の癖は培われているものだからすぐに直るものではない。

けれど、「わたしは悪くないよ」と自分自身に言ってあげられるわたしになっていけるといいな。


人として当たり前の感情は、捨てなければならない。
そんな感情を持ったわたしは、当然悪人だ。
けれど、わたしが悪い確率は低い。
だから、少しだけわたしは自分を許そう。

「わたしは、悪いところがあっても、悪くないから。」

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