32歳の青春回想~腰パン~

○当時の中学・高校の男子の基本
○腿パンや上げパンもあった
○体操服でも下げていた

今もあるかもしれないが、腰パンを皆さんはご存じだろうか?

当時は、男子の制服といえば腰パンでズボンを少し下げるのが当たり前となっていた。
少し下げることでお尻の食い込みをなくし、自動的に腰より下に下がらないようにガニ股となって肩を揺らしながら歩けるので手軽に不良を演出できた。

不良はカッコいい。

不思議と男子の共通認識としてあるのだが、僕もその1人である。
一時期、ズボンを下げれば下げるほど不良とされていてので、1番悪い奴はパンツ丸見えの腿パンを披露する不良もいた。
そんな、男子としては当たり前だった腰パンだが、僕は当時腰パンができなかった。

でっちりだったのである。
陸上部にスカウトされるくらいお尻が大きすぎたのである。
そのため、全く下げることができずズボンがお尻に食い込み、上げパンと言われていた。
パンツが見えない僕をパンツ丸見えの不良が弄るという、本来逆であるはずの光景が当時は見られた。

また、体操服も下げていた。
下げていたため走るのが遅くなるかと思いきや、不良の運動神経はやはり良く、短パンを上げて機動力をMAXにして1等賞狙っていた僕よりも速く走って女子の歓声を一身に浴びていたのは理不尽の極みであった。

畜生。

というか、今考えると不良でも運動会出るなんてカワイイじゃねえか。
学生生活の範疇を超えないなら腰パンできる不良の方が得じゃねえか。

畜生。

この感情の影響かは分からないが、音楽だけでもカッコいいものを聞こうと思い、キングギドラにどっぷり浸かってZEEBRAこそ神だと思うようになっていったのはまた別の機会に話そう。

そんな腰パンに青春時代を思い出して心の俳句を送りたい。

ズボン下げ
スカート上げたら
ズボン上げ

素敵な思い出をありがとう。
皆さんも、腰パンにまつわる思い出があればコメントしてくださいね。

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