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ビジョンから行動へ: 戦略立案の旅路とその効用。モヤモヤからの解放


戦略とは何でしょうか?

これまで多くの戦略に関する書籍を読み、数々のビジネスに携わってきた中で、私が最も好きな解釈は、「戦略とは目的達成のための手段である」というものです。

戦略立案におけるこのシンプルな解釈が、私が以前抱えていた複雑さや混乱を解消しました。

この見方が明らかになったのは、戦略を特別なものと捉えることから解放されたときでした。
目的がベースにあり、限りある資源を最大限に活用するための方策を定めること、それが戦略です。


私の戦略立案への道のり

私が戦略立案に携わり始めてから10年以上が経過しました。
初めの頃は、何から始めてよいのか全くわからなかった。しかし、その困難を乗り越えたときの考え方が、先ほど紹介した「戦略とは目的達成のための手段である」というものでした。

この考え方によって、最適なものを一つだけ作るのではなく、複数の戦略パターンを考えることが可能になりました。
そして、その中から優先順位をつけ、統合し、分解しながら、良質な戦略を生み出す方法を学びました。

「まず描き切ってみる」でいいんだなと気づいたのです。


この方法を私が実際に活用した例としては、以前関わったスタートアップ企業での経験があります。
我々は、資源が限られている中で、市場にどのような価値を提供するべきか、どのようなサービスを開発するべきかを決定しなければなりませんでした。
様々な戦略を考案し、それぞれのメリット、デメリット、リスクなどを評価して戦略を選択しました。これにより、会社は限られた資源を最大限に活用し進めることができました。

自分のビジョンと立ち位置を知る

戦略を立てるには、まず自分のビジョンを知る必要があります。

ビジョンは企業にお勤めの方はすでに理念があるかもしれません。
個人事業主の場合は、最初からビジョンメイキングを行うかもしれません。

いずれも「どんな姿を目指すのか」を明確にする必要があります。

目指す姿を目指すための手段が戦略ですので。

そうして、ビジョンと志を明確にすることで、どの方向にエネルギーを集中すべきかが明確になり、結果的に、不確定要素や混乱が減少します。

フレームワークを活用して明確にする

次に、自分がどのような環境にいて、どのような立ち位置にいるのかを把握し、分析することが重要です。
ここで役立つのが、様々な戦略フレームワークです。

たとえば、私が以前関与したプロジェクトでは、SWOT分析を利用しました。
この分析を通じて、私たちは自社の強みと弱み、そして市場の機会と脅威を明確にしました。その結果、私たちは自社の強みを最大限に活用し、市場の機会を捉えることができました。

フレームワークは多種多様にありますが、その中でも5F分析、3C分析、STP分析、SWOT分析、4P分析などは特に初心者にとっては理解しやすいでしょう。

個人事業主の場合

個人事業主の場合、大企業のように膨大な資源を持っているわけではありません。そのため、戦略を立案する際には、まずは小さな一歩から始めることも重要です。実際に動き始めてから修正を加えていくことで、戦略は次第に形をなしていきます。

その際、一人ひとりが持っている独自の視点や経験を活かすことが重要です。例えば、私自身は、マーケティングの背景を持っているため、顧客の視点から事業を考えることが得意です。この視点を活かすことで、自分だけが提供できる価値を見つけ、それを戦略に取り入れることができました。

まとめ

戦略を立案するためのステップは数多くありますが、そのすべてがビジョンと行動の間の橋渡しをするものです。

それは、どのような規模のビジネスであっても同じです。それが個人事業主であれ、スタートアップであれ、大企業であれ、戦略はビジョンの具体化と資源の最適化に役立ちます。

戦略立案が初めての方も、すでに経験者の方も、これからも一緒に学び続けていきましょう。

皆さんがそれぞれの戦略立案の旅において成功を収めることを心から願っています。


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