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起業したらなりふり構わずやってみよう~生き残れたら勝ちです!

私は飲食店コンサルになりたくて、1989年(35年前)に福岡県の北九州市で起業しました。私が生き残れた要因がいくつかあります。

起業3年後に大分県に引っ越しして、事務所兼住居のワンルームマンションを借りたら残金20万円。起業して3年経ちまだ赤字状態からの第二期のチャレンジでした。なりふり構わず生き残れたら勝ちだと心に決めて、収入1,000円以上なら犯罪以外何でもやるという意気込みで励みました。

かっこつける人はサバイバルゲームに出遅れる

仕事の成功も、生活の成功も、人生の成功も、すべて起業後5年間で決まると思います。私の場合は、コンサル収入100%になるまでに6年半ほどかかりました。100%になるためには副業でも何でも取り込むべきです。

起業後にはすることが2つあります。ひとつは本業の仕事をとれるように武器を作り、人に会い自分を知ってもらい、金額に関わらずに実績件数を増やすことです。なぜなら、あなたと出会った経営者は「契約しても大丈夫か」と思った時に、身なりと態度と実績の有無で判断するからです。50万円の仕事1本よりも、1万円の仕事5本の方の方が仕事が増えます。

生活する方は金額重視ですが契約する方は実績重視です。

コンサルの世界は、限られた市場の中で需要というパイを何人で分けるかです。均等に分ければ全員が栄養不足で最後は死に耐えます。5人いても3人分の市場であれば、2人は得意分野を変えるか他所に移るしかありません。サバイバルな世界だからこそ、やり甲斐があり力も発揮できます。


実力ないんだから実力ある人を頼って利用する

●公的機関の信用力を活用する
●身近な地域のボスを頼りにする(善人の場合だけ)
●先輩コンサルの力を借りて自分の仕事に引き込み活用する
●欲しい企業の契約をとるためにその企業経営者の友人に仲立ちをしてもらう(*私は友人の経営者に面談➡めざす企業の経営者へ紹介➡契約という流れをビリヤードの法則と名付けました)

新人の企業者ほど考え方がまじめです。でも実務の世界はアウトローだらけです。人の力を借りることは自分の力の数倍の効果を発揮します。ひとりの心を動かせば、その人が動いて、もう一人の心も動かします。身近には生命保険のセールスは、親戚や友人頼りでしょ。あのやり方です。力不足でも叶う方法ですよ。


金が入れば自分の勝ちと収入源を探しまくる

「何かの仕事をして1,000円以上の収入になれば何でもする」と自己ルールを決めて取り掛かれば、ない仕事はないくらいに多くあります。

選り好みしてませんか、金額や条件を吟味してませんか。私は販促チラシのレイアウトプラン作り、飲食店のメニューづくり、新メニューの提案、飲食店の店舗診断、現行メニューの改善提案、皿洗い、接遇訓練、社員教育の引き受けなど、金額よりも金になる仕事を手に入れることを最優先にしました。

本業の範疇に入る仕事で、契約条件が自分の納得のゆく内容の仕事を求める限り、5本に1件、10本に1件しか手に入らないと思います。なぜかというと、あなたのピッタリ合う仕事の形は、経営者が描く仕事の形と形が違うことが多いからです。○と○、■と■が合わなければいけないからです。件数を増やそうと思えば、自分がアメーバになればいいのです。

同一業界や関連業界であれば、相手の経営者さんが■なら○の自分を■に変えて契約すればいいだけの話です。相手の望むことを100%叶えてこそ良きコンサルです。


あるかもしれない仕事分野は先に勉強しておく

どうしても年間のいつかどこかで暇な時期があります。そういうときは、こんな業態開発をしたい、この業態はもう少しこう変えたらもっといいよねという構想づくりや研究をして、自己スキルの預金を貯めておく。

たまに新規の飲食店を開業したいという方に、ストックした店舗構想の中から見繕って提案すると、契約がまとまりやすい時があります。競合せず、魅力がいっぱいだからです。自由な束縛のない心で考え出せるアイデアをまとめているからです。

私もよくWEBニュースに上がるスシローさんや焼肉きんぐさんなどの自己分析をしています。自分のスキルアップのためにもnoteは役立ちます。



契約チャンスがあれば知らなくても先に契約だけ手に入れる

勉強していない分野、あまり知らない分野、でも自分の本業の周辺分野の契約仕事があったらどうしますか。関係ないと無視しますか。でもお金が欲しいですよね。実績も欲しいですよね。

それだったら、契約をして実績になる経験を積んでみたらどうでしょうか。ただ実力や経験が乏しいのに契約をとれば責任が発生します。信用を裏切らないためには成功させなければなりません。

この時には、ゴールの条件をピックアップして想定期間を当てはめて、ワンステップごとに何をどこまで完成させておけばいいか決めて、その計画通りに進めればいいのです。それでも小さな失敗をします。でも大きな成功を収めれば、小さな失敗は成功という事実に吸収されてしまいます。

私にやらせてくださいという決心ができるかどうかです。相手に伝える勇気が出せるかどうかです。


5年間は寝る時間を惜しむな

がんばるということは、気力を絶やさないこと。健康を維持することです。実際にするのは、睡眠時間を半分にしても、学び、どうしたらうまくゆくかを考えることです。私は電話もかからないひとりになれる時間を夜中の0時~4時にしていました。その当時は4時間半の睡眠時間で通しました。

起業するとは、崖下から崖の頂上へ、壁をよじ登ることと思います。落ちないように気をつけながら、遮二無二、這い登るしかありません。長期ではありません。長い人生の5年間がんばれば、ほぼ一生それで飯が食えます。

もし途中で起業後に断念しても、その経験はその後の人生に大きな示唆を与えてくれることでしょう。私自身はへそ曲がりな性格ですから、気に入らない人間に頭を下げる生き方はしたくないため、ここは自己犠牲覚悟で頑張るしかありませんでした。

すべてのフリーランスの起業者の方に勇気と栄光を!
(了)

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