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今の子どもたちに必要なものとは??

はじめに

11月の初めに、自分の学校で研究授業を行うことになっています。

研究授業とは自分の学級や授業を他の先生に見ていただき、自分の先生としてのスキルを高める機会のこと。

年に1〜2回ほど行う、大切な機会です。

そんな機会を活かして、子どもたちが輝く姿をたくさんの人たちに見てもらおうと思っているのですが、自分の学校だけでシェアが終わってしまうのは勿体無いと考えました。

そこで、個人情報に配慮した上で、このnoteに研究授業の内容をシェアします。

目的は二つ。

一つ目は、さらに多くの先生に見ていただき、自分のスキルを高めたいからです。もちろん、学校や学級の実態が分からないところも多いと思うので、個別に対応させてください。

二つ目は、自分の実践がより多くの子どもたちに届いてほしいからです。これまでも悩んできましたが、学校現場は閉鎖的な一面があります。けど、素晴らしい実践をされている先生はたくさんいます。その実践をシェアし合う文化を作りたい。

この目的を理解した上で、ぜひ自分の実践をご覧ください。

まだまだ先生として、未熟なところもたくさんありますので、ご指導やご鞭撻をよろしくお願いします。

授業のポイント

今回は道徳学習を教科として選びました。

扱う内容は「ぼくはのび太でした」というドラえもんの作者、藤子・F・不二雄さんのお話。

マンガを読んでくれる人たちを喜ばせたい、絵を描くのが好き、という不二雄さんの志に触れながら、まずは《自分の夢を見つけよう》という授業を行います。

ぜひ、みなさんに注目してほしいポイントは《一人一人の実態に応じた支援とゴール設定》です。

作成した指導案をシェアします。

作成した学習指導案は自分が所属する自治体や学校のベースとなる型で作りました。おそらく、自治体や学校によって型が異なると思うのでご了承ください。

2ページ目に、対象となる児童の実態を載せさせていただきました。事前にアンケートを行い、集計したものになります。

この結果から言えることは、とにかく自己肯定感が低い現状があります。そもそも夢や志を見つける前に自分の好きなことや得意なことに自信を持ってほしい。先生として、一個人の大人として、子どもたちのこれからを考え、この授業をやろうと決意しました。

特別支援学級のリアル

ポイントにも書いた《一人一人の実態に応じた支援とゴール設定》は、普段から自分が特別支援学級の担任として大切にしていることです。

特別にこの研究授業で新しいことに挑戦しているのではなく、日常的に実践していることになります。

自分の意見や考えを表現することが苦手な児童がいて、あなただったらどのような支援を考えますか??

学習の最後に感想を伝え合う活動があるのですが、たとえば、その際に別のワークシートを活用することで対応します。

このような個別の支援を児童の実態を配慮した上で、カタチにしていく。

通常学級と特別支援学級の学習の違いは、そこにあります。みんなで一つのゴールへ向かいながらも、その道のりは一つではありません。

いかに、誰一人取りこぼさずに授業をデザインできるかが特別支援学級のリアルです。

最後に

この授業は、自分が先生になってからずっとやりたかった授業に近いです。

なぜ今まで、やらなかったのか??

それは、先生という仕事は決して自分のエゴだけでは動いていけないと思っています。

目の前にいる子どもたち。
その子たちがいてくれるからこそ、学校があり、学習があり、学びがあります。

文部科学省が言ったから、学習指導要領に書いてあるからという言葉が全てではありません。

子どもたちと学びの本質を見極める。

先生を続けさせてもらって、ずっと自分が大切にしている価値観です。

これからも先生として、一個人の大人として自分ができる関わりを続けていきます。

次回は研究授業を終えて、どうだったかを書きます。お楽しみに〜〜

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