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鈴木診療所へ行く (保育園と香害)

発信はしてみるものだ。

コドモやわたしの不調について発信していたら知人から紹介してもらった。


医療法人 鈴木診療所(京都市左京区)


化学物質過敏症アレルギーと思われる症状のあるひとには京都で有名?! 思い返せば、こうした話題のときに何度も聞いたことがある。通っている知人を複数知っている。

「一度親子で診てもらったら」の助言に納得したし、なにより藁にもすがる思い。

まずは電話。予約がしばらく先までいっぱいなのかとドキドキしながら。最短で診てもらえる日として8診療日後を提案された。「大丈夫です!お願いします」と即答。めでたく5月某日に受診が決まった。


吹っ飛んだ安心

通院に積極的でないわたしが受診を希望した理由のひとつは、このとき手に入れた(と思いたかった)安心が吹っ飛ぶ出来事があったから。


その出来事とはコドモ本人の発言。「まつ毛が当たってないのに目が痛い」と。

か、賢い! 京都府立医科大学附属病院(以下、府立医大病院)では目の痛む原因はまつ毛と言われたと理解しての発言。

言葉で表現できる時期にこの事態に直面したからいろいろわかるが、泣くだけの赤ちゃんの時期だったら・・・と思うと背筋が寒くなる。赤ちゃんのアレルギーやアトピーなどと向き合う方たちに勝手に思いを馳せる。


一方、わたしの体調はなんだか悪化していた。これまでなんともなかった場所で排気ガスを感じて頭痛。困ったなぁ。

コドモが心配。わたしはしんどい。行きますよね、病院・・・。


問診票に感動と苦戦

初回の診療日。電話予約時の指示どおり少し早めに行き、ふたり分の問診票に記入した。

項目の多さに驚きながらも、困りごとを訴えるに適した項目がいろいろある。「ここなら話を受け止めてもらえる!」との期待が高まり感動。

しかし、子連れ受診はなかなか難しい。

初めての場所で緊張気味のコドモが「早く保育園に行ってあそびたい」「おなか空いた」など横でピーピー言ってくる。

そもそも体調が優れないなか、必死に設問を読んで回答を書く。集中力を削がれながら。なんだか入学試験より過酷?! 苦戦しながら、「患者兼引率のワンオペ受診って大変!」と心の中でつぶやいた。


診療とOリングテストの結果

診療とO(おー)リングテスト(非IgEアレルゲンスクリーニング検査)を親子それぞれ受けた。

その結果、

コドモ: 合成香料による遅延性アレルギー 陽性
わたし: 合成香料による遅延性アレルギー 陰性


「やはり・・・」と言ってよいのかなんなのか。

「目が痛い」は合成香料による遅延性アレルギーの症状。先生もお昼寝布団のリスクにふれる話をされた。

この手で感じて、この目で見たOリングテストの結果と先生のお話はひとつずつうなずけた。これまで点と点であったこと、ぼんやり疑わしく思っていたことが線で結ばれた感じ。


「あれ?」と思った方もいるでしょうか。

そうなんです。わたしは遅延性アレルギーを調べるOリングテストは陰性。ちなみに排気ガスも陰性。

先生の見解では、

コドモ: 遅延性アレルギー   症状があとから出る
わたし: 化学物質過敏症か →    すぐに症状が出る

とのこと。それぞれの症状の出るタイミングについてはよくわかっているので、腑に落ちた。


なお、わたしは血液検査も追加された。後日出た結果では「スギで偽陽性」「IgEの数値が低い」ことが判明したのみだった。


誤解があるといけないので書いておく。先立って受診した府立医大病院への不満はない。検査ができないこと、必要に応じた対処療法しかできないことに同意した上で夜間診療のお世話になったのだから。

ただ思うこともある。

実はそのとき尋ねていた。「まつ毛が当たっていることに加えて化学物質の影響は考えられませんか」と。すると、

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保育園で直面している香害について。著者は自称化学物質過敏症。症状の有無は関係なく化学物質を吸って触って食べて体に蓄積させている危険性を問題…

「毎日のちょっとずつでわたしが変わる、社会が変わる」につながるインプットや活動に使わせていただきます!使い道はnoteでお伝えしますね。