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労働裁判例を読む01
0.前提
オンライン法律事務所タマという名前で弁護士事務所をやっています、増田周治と申します。人事労務関係の法律相談を扱うことが多いので、労働経済判例速報(労経速)という判例雑誌を購読しています。
この雑誌は、会社と労働者の間での紛争に関する事例をタイムリーに紹介してくれますので、これを読みつつ、裁判例についてあれこれ考えていく連載をしていきたいと思います。
1.本日の裁判例
第1回の裁判例
弁護士事務所の損益分岐点試算
弁護士として独立することを計画した際、最初に行うことは、独立後の弁護士事業の運営にどの程度の資金が必要かを試算することであろうと思います。採算度外視で他人のために行動するという弁護士像をお持ちの方もおられるかと思いますが、そのような活動も経済的基盤がなければ不可能です。
それゆえ、とりあえずは支出の試算を行うことが肝要です。
(独立後にどの程度合っていたか、外したかわかりますし)
1.制度的出費
妻の転勤?で独立する決意をした話
はじめまして。
私は、都内で弁護士をやっているのですが、このたび自宅近くで独立開業しようと決意しましたので、決意のきっかけやその後の流れを記録に残しておくべく、noteを始めました。
よろしくお願いします。
私は、大卒後は会社員をやっていましたが、ふとしたきっかけで弁護士になろうと考え、会社を辞めて法科大学院(修了すると司法試験を受ける資格を付与される大学院)に進学しました。
その時点で妻と子供