フランス映画です。ブラックユーモアの塊！脚本の完成度が高く、ジワジワ笑えます。よくまとまった作品だと思いました。
悪趣味すぎてしばらく肉が食べられなくなるかも😆
ネタバレ注意です⚠️

肉屋を営むある夫婦が経営難に陥る。そんな中、店を襲ったビーガン活動家の1人を、夫が誤って殺してしまう。死体の処理に困った彼は、それをハムに加工してみたところ、手違いで人気が出てしまい、人気商品になり…
公開日： 2021年10月27日 (フランス)
監督： ファブリス・エブエ

脚本、監督、主演が全て肉屋の旦那役の人でした。

肉屋を襲撃する過激なヴィーガン。ヴィーガン狩りをする肉屋。善悪の判断が出来なくなる映画でした😆

草食のヴィーガンの肉は美味いだろうと、肉にストレスを与えない殺し方を工夫したり、もはやヴィーガンを食材としか見ていないところがゾワゾワしました。

ヴィーガン祭りで太った子供のヴィーガンを見てしまった時の肉屋の夫婦の葛藤が面白くて😅
私もイタリアで仔牛の肉食べていました。柔らかくて臭みもなくほんとに美味しい。
そしてかわいい仔牛を食べる罪悪感も…

肉屋の奥さん、連続殺人犯のファンで、殺人特集番組を見ていて、殺しの手口に詳しいんです。夫婦は冷めていて離婚寸前だったのに、旦那をうまく丸め込んでヴィーガン狩りをやらせて、怖かったですね。森に誘い込んで狩るのよって。

ヴィーガンの肉にハマった警察官が肉屋にしょっちゅう来るのもハラハラしました。店の作業場の死体が見られそうで。
「この辺りのヴィーガンの失踪が相次いでるんだよ。ところでイラン豚（ヴィーガンの肉）は入荷した？」って。そりゃ店主もキョトンとするわ。

最後は自分の好きな番組にヴィーガン30人殺した夫婦として出ていました。皮肉ですね。