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【小学生の今と昔】将来就きたい職業とは?👨‍💼

こんにちは!

住谷知厚です。


10月も中旬になりました。
急に朝晩が特に涼しくなり、ようやく秋の空気を感じられるようになりましたね。
雨が降ると、寒ささえ感じられます。

さて、先日娘に将来何になりたいのか聞いたところ、その日はパン屋さんと言っていました。

パン屋さんやお花屋さん、保育園の先生は女の子の将来つきたい職業の代表というイメージがありますね。
うちの子の場合、その日の気分によってなりたい職業は違うため、何とも言えないのですが…

皆さんは小学生のころ、どんな就きたいと思っていましたでしょうか?

僕は銀行員でした。
祖母がお札を数えている姿を見てお金を数えることが好きになったのがきっかけです。
考えてみると、今は経営者として働いているのでつながっているなと思います。

娘の話を聞いていて、今の小学生の将来就きたい職業はどのようになっているのか気になったので少し調べてみました。
すると約10年前ぐらい前のものと比較しても就きたい職業に変化が見られ、面白いなと思ったのでご紹介します。


小学生の就きたい職業ランキング

【2023年】

♂男の子
1位:サッカー選手
2位:野球選手               
3位:医師                 
4位:ゲーム制作関連            
5位:会社員・事務員

♀女の子
1位:医師
2位:保育士
3位:獣医
3位:美容院
5位:教師

【2013年】

♂男の子                  
1位:サッカー選手              
2位:野球選手               
3位:医師                 
4位:バスケットボール選手         
5位:ゲーム制作関連

♀女の子
1位:医師
2位:保育士
3位:パテシエ
3位:教師
5位:看護師 

※ともに日本 FP 協会調べをもとに作成
(参考元によって順位に多少の差異あり)

10年前とくらべると1、2位はほぼ変わらずですが、3位以降に変化が見られますね。
男の子は相変わらずスポーツ選手が人気の職業で、女の子は医師や保育士など、直接的に人を支えるような仕事が人気のようです。

順位を見て、僕が驚いたことは2つです。
まず、YouTuberがランキングに入ってきていないこと、そして5位に「会社員・事務員」が入ってきていることです。

写真ACより出典

まず、最近の小学生がなりたいランキングと言えば、YouTuberだと思っていましたが、参考にさせていただいた調査結果では6位でした。
ちなみに2021年のランキングでは、男の子のなりたい職業ランキングで4位だったので、ここ2年の間で順位が下がっています。

確かに、昨今ユーチューバーの広告収益が激減しているという話や、登録者数が激減した、不適切な動画による炎上といったネガティブな話題をよく耳にするようになりました。
こうした要因が今回の結果に大きく影響しているように思いました。


親の影響

写真ACより出典

小学生が将来就きたい職業を考えるときに影響を与えるものは、内的なもの、外的なものどちらもあると思います。
調べをすすめてみると、外的なものの一つとして、親の職業就いてほしいと思う職業も大きく影響しているのでは?という意見が散見されました。

子供にとって、一番身近な大人は「親」である場合がほとんどです。
医者の子供は医者になる人も多い、親が教師である人は将来教師になる人も多いなど、子供が将来就く職業が親の職業に影響を受けている例は多く存在しています。

皆さんの周りにも親の職業に影響を受けている人が少なからずいるのではないでしょうか。

さらに興味深い調査結果もありました。
それが「親が子供についてほしい職業ランキング」です。

♂男の子                  
1位:公務員                
2位:会社員                
3位:エンジニア              
4位:医師                 
5位:研究者 

♀女の子            
1位:公務員
2位:会社員
3位:看護師
4位:薬剤師
5位:パテシエ

※日本トレンドサーチ株式会社調べ

ここからは、親は子供に安定した職業に就くことを求める傾向が強いことが伺えます。
小学生が将来就きたい職業の順位とは大きな差異がありますが、会社員が将来就きたい職業のランキング5位以内に入ってきたことからもわかるように、親と同様、子供も安定や堅実さを求める傾向が強くなってきているようです。

さらに「高校生が将来就きたい職業ランキング」も調べてみると、今度はさらに具体的な職業で、親が子供に就いてほしい職業と同じく、公務員やITエンジニアが上位にランクインしていました。

大人に近づくにつれ、より安定や堅実さを求めるようになってもいくようですね。


他には社会の流れや風潮も

他に考えられる外的要因として、その時の社会の流れや風潮もあります。
例えば、2002年、田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞した年には男の子のなりたい職業1位にランクインしたのは[学者・博士]だったそうです。
2000年から2002年にかけて、3年連続で日本人がノーベル賞を受賞していて、それが子供たちに夢を与えていたとのことでした。

うちの娘ほどではないですが、子供は様々な影響を受けるものですね。


最後に

写真ACより出典

さて、今回は小学生がなりたい職業についてご紹介しました。

1年前のそれと比較しても順位に変動があることからわかるように、その時の社会情勢やブームになったものなど、子供たちのなりたいと思う職業のランキングは内外的影響を大きく受けています。

一概には言えませんが、特に近年は安定や堅実さを求める小学生が増えている傾向があるみたいですね。
情報化社会が急激に発達している昨今、きっと10年後の小学生が就きたいと思う職業も今と大きな変動があるのだろうなと思います。

自分の孫の世代になったらいったいどんな職業が人気となっているのか、今から少し楽しみです。
そして僕自身もさらにコラボレートを通して成果で明かし、ぜひ「この仕事に就きたい」と前向きに子供たちへ影響を与える仕事をしていきます。


それでは今回はこの辺で♪


住谷知厚(すみたにともひろ)



<参考>
◆【解説】30年前から激変!子どもがなりたい職業…「会社員」が上位にランクイン 理由はコロナ禍の…

◆日本 FP 協会 2022 年小学生「将来なりたい職業」ランキング

https://www.jafp.or.jp/about_jafp/katsudou/news/news_2023/files/newsrelease20230420.pdf

◆日本トレンドリサーチ【パパ・ママに聞いた!】子供に将来なってほしい職業ランキング! 男女別で発表 

◆ソニー生命 「中高生が思い描く将来についての意識調査2023」






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