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受験生をもつ親必見!!!合格に近づく真の食事術とは?

こんにちは!動ける&健康なカラダをつくるトレーナー、坂下です。

2月ももう半ば、今日はバレンタインデーですね。

すでに受験シーズンも大詰めの時期ではありますが、今回はリクエストもいただきましたので、
『脳のはたらきを良くする食事』について書きたいとおもいます。



脳機能のカギ 『海馬』&『BDNF』


記憶をよくするためには、まずは脳のなかの
『海馬』という部分がカギになります。

五感からの情報のすべてがいったん『海馬』に集められ、その後『大脳新皮質』で記憶として保存されます。

そして、海馬活性化のカギを握っているのが
『BDNF(脳由来神経栄養因子)』とよばれるたんぱく質の一種です。(『脳の栄養』ともよばれる)

これは神経細胞の発生、成長、維持、再生をうながすもので、海馬に多く含まれています。

つまり『BDNF』を増やし、海馬を活性化することが学習能力を高め、受験の勝利に近づく方法なのです。

『海馬』を制するものは、受験を制す。


海馬を活性化するために。


海馬を活性化させるためには、
『栄養』『運動』『行動』の3つのアプローチがあります。

親が出来ることとしては、『栄養』面のアプローチとして、海馬の活性に有効な食事を作ってあげることがいちばんではないでしょうか?

試験前日に『テキにカツ!』などを出していては、勝てるものも勝てなくなりますので(¯―¯٥)

以下、海馬の活性化に有効な栄養と食品です。

1、GABA(ギャバ)


哺乳動物の脳や脊髄、甲殻類の神経接合部などに多く存在する。

・リラックス効果、ストレス軽減
 脳波のα波が上昇するなど、精神的な緊張をやわら
 げる。睡眠の質も向上。

・脳細胞の代謝活性化
 脳内の血流を活性化し、酸素供給量を増やす。

・高血圧予防

体内でGABAの合成を増やすためには、
『ビタミンB6』をしっかりとることが必要です。

ビタミンB6含有食品➜にんにく、まぐろ、カツオ

余談ですが、GABAはとくに65歳を超えると年齢をかさねるごとに顕著に減ることが報告されていて、認知機能のおとろえや、ストレスに対抗できなくなります。

これは『キレる老人』の原因になったりします。

社会問題などが原因とされることが多いですが、栄養面も問題の一因となることの理解も必要です。

●おすすめGABA食品

発芽玄米➜玄米の約3倍のGABA!
十割田舎そば➜
そば粉10割+精製されていないそば
カカオ➜
砂糖が多い甘いものは✖
ミニトマト
じゃがいも
芽子にんにく
納豆
サプリメント

これらを食事にしっかりとり入れることで、脳機能が向上することは間違いありません。

受験生の主食は、GABA豊富な『発芽玄米』で決まり。


2、オメガ3脂肪酸


全身の細胞膜の材料となるオメガ3脂肪酸は、カンタンにいうとやわらかい構造をした脂肪酸です。

とくに『脳細胞』の細胞膜で使われるオメガ3脂肪酸は、やわらかい細胞になることができ、血管や赤血球も柔軟になり、血流促進で脳のすみずみまで酸素を供給できるようになり、脳機能が向上しますが、

欠乏すると脳の機能は低下します。

オメガ3脂肪酸は大きく、
『αリノレン酸』『IPA』『DHA』に分かれます。

① αリノレン酸


多い食品は『シソ油』『えごま油』『亜麻仁油』

これらの油はさまざまな商品が出回っていますが、
オメガ3脂肪酸は非常に酸化されやすいという特徴かありますので注意が必要です。

よって遮光性のビンに入っていることが必須条件です。(蛍光灯の光ですら酸化する)
無農薬、オーガニックなども大切なポイント。

酸化しやすいので注意。


② IPA、DHA


『青魚』『あん肝』『うなぎ』
などに多い脂肪酸。
前回投稿した『鮭』などもとても有効です。

とくに脳関門を通過できる希少な『DHA』
『ブレインフード(脳の働きをよくする栄養素)』
として注目される脂肪酸です。

海馬には、DHAが他の脳の部位にくらべ2倍以上存在し、ラットやマウスの多数の実験からも、DHAが記憶力などを高めることが立証されています。

DHA豊富なクロマグロ


③ 一推しサプリメント『クリルオイル』


海中に生息するプランクトンの一種、『オキアミ』からとれるオイルのこと。

クリルオイルには、
『オメガ3脂肪酸(IPA、DHA)』
抗酸化作用の強い『アスタキサンチン』
『リン脂質』などの有効な栄養素が豊富です。

注目すべき点は、『リン脂質結合型』が多いオイルであること。

これは人間の細胞にとって吸収率がとても高いという特徴があります。

対して、青魚などのIPAやDHAはトリグリセリド結合型といって、酸化されやすく吸収率もリン脂質型に比べて低いです。

【注意点】
・汚染の少ない南極のオキアミであること
・化学溶剤を使っていない製法であること

吸収率が高い『クリルオイル』で脳細胞が生まれ変わる。


3、頭をよくするアミノ酸


アミノ酸といえば、カラダをつくる材料として知られていますが、脳や精神状態にも影響します。

①チロシン➜桜えび、しらす、鶏肉、大豆など
②アルギニン➜大豆、うなぎ、にんにくなど
③グルタミン酸➜昆布、トマトなど

これらは、興奮性の伝達物質の原料として、集中力の発揮や、短時間での情報記憶を可能にします。

また、トレーニング中のエネルギー源や集中力のサプリメントとして有名なアミノ酸『BCAA』も、勉強や試験の集中力アップに有効です。
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4、ストレス対策にビタミンC


勉強や試験で強いストレスがかかると、コルチゾールというストレスに対抗するホルモンが分泌されます。

このとき大量に消費されるのが『ビタミンC』なので、日々の補給が必要です。
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5、ハーブサプリメント 『イチョウ葉』


抗酸化作用のあるフラボノイドとして、血行の促進や脳の活性化に効果があり、
とくに海馬の活性化に力を発揮するハーブサプリメントとしては、『イチョウ葉(ギンコライド)』がおすすめ。

記憶力向上、認知症改善、抗うつなどに効果があります。


アマい『ゲン担ぎ』にダマサれるな!


世の中の情報には、カカオやナッツの健脳効果をタテに『コンビニのアーモンドチョコ』などが推奨されることがありますが、これは残念極まる情報です。
その他にも、アマい『ゲン担ぎ』

『キットカット』➜きっと勝つ
『コアラのマーチ』➜落ちない
『ポッキー』➜吉報
『トッポ』➜突破

血糖値が急上昇&急下降➜頭が働かなくなる➜集中力低下、となるおそれのあるこれらの食べものは試験には致命傷となります。

出鼻をポッキっとカットされないよう気をつけてください。

バレンタインデーにチョコ否定でたいへん恐縮ではございますが、
これらを受験生へ渡すのはやめ、神棚にでもお供えしておきましょう🛐

血糖値の乱高下はNG


これらのイケてない食品はしっかり避け、
実力を発揮できる上記の食品やサプリメントを、うまく毎日の料理に組みこんで、受験サポートしてあげてくださいね!


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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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