廃案になった文章。

現在、命を大切にする安楽死の会の正式なスタートに向けて準備を進めています。すでに署名活動などを始めていますので、ご協力いただけると嬉しいです。

下記は、廃案になった文章です。


「命を大切にする安楽死の会」(略称︰命の会)は、2019年の参議院選挙に出馬した「安楽死制度を考える会」に次ぐ国内第2の団体として、安楽死制度を求める幅広い声の受け皿となるためのメンバーを募集します。

各種アンケート調査の結果によると国民の7〜8割が賛成と言われており、この比率は、医療関係者や重度障害者を対象とした場合も大きな違いはありません。
安楽死制度は生活保護、お金や医療で解決出来ない問題に対して、安楽死以外の解決策を探る為の最後の砦となる重要な制度です。
困難を乗り越えるために、多くの人に意見を求め、それでも安楽死以外の解決策が見つからない場合に、安心して最後の時を迎える為の権利でもあります。
この活動は、みなさんに既存の社会保障制度や医療では解決出来ない問題が多数ある事を認知して頂く為の活動でもあります。

安楽死制度が宗教問題として認められなかった海外では、このような問題と向き合いながら、消極的安楽死(延命拒否)から少しずつ認められてきた歴史があります。
日本では、重度障害者の生きる権利を脅かすものとして議論を阻害されてきた歴史があり、消極的安楽死の法的担保のない唯一の先進国となっています。

コロナ禍において、病床数の突出した多さ、日本の医療体制の特殊性が話題になりました。
また、日本の社会保障制度は申請主義である為、制度にたどり着けない事例が非常に多い。
日本社会は、寝たきりになるリスクが非常に高く、逃げ道のない怖さを理解出来る人も少ない。当事者になるまでわからない事が多い。
病床数の確保、効率を重視した医療体制では、患者の気持ちに寄り添う事が難しい。
既存の社会保障制度や医療では解決出来ない場合の最後の砦、世界で最も安楽死制度が必要な国が日本であるという根拠は数多く存在します。

充実した社会保障制度と高度な医療、対して社会保障制度の抜け穴の多さと患者の気持ちに寄り添えない医療とのギャップ。
社会的弱者の問題に寄り添うことなく、ただ利権の為に拡大を続けてきた、本質的問題がここにあります。

当初、安楽死制度を求める障害者団体として計画された当会は、安楽死制度実現を目指すために以下の方針を定めました。
1,障害の有無を問わない、安楽死制度に賛成する幅広い意見の受け入れ。
2,ハンドルネームでの活動を可能にする。匿名性の確保。
3,安楽死制度実現に向けて積極的に情報発信できる人材の育成。
4,安楽死制度実現を目指す、多様な活動の支援。
5,安楽な最後を迎える為の支援。

安楽死制度への賛成の声を見える化する為に、匿名性の確保、障害の有無を問わない活動として、一人でも多くの方の参加を呼びかけます。
本名以外のハンドルネームでの参加も可能な活動として、一人でも多くの方のご参加をお待ちしております。

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