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加害者や虐待親の行動の言語化


DV被害に遭った人、毒親育ちの方、また暴力行為がやめられない人にとってどうかはわかりませんが。
個人的に理解が深まる知見を得られたので、今回の記事でシェアしたいと思います。
参考動画
テレフォン人生相談
相談回答者: 加藤諦三、中川潤、大原敬子以上敬称略

今回の相談内容2件
①夫に一方的に別れを告げられた妻と夫の正体
②自分のDVを淡淡と語る男性の心理

個人的に一番有益だった内容から以下
暴力を振るう人間の精神状態、行動の分析です。

・暴力を振るってる間、本人は解離状態、自分がしている事を覚えていない
・暴力を振るう大人の行動は癇癪を起こした子供の動きそのもの

私にとって、父親の暴れ回る姿はどこか不憫さを感じるものでしたが、
専門家の口からこの様な言葉が出てきた事で、腑に落ちました。

肝要の“癇癪を起こす子供の動き”とは以下の流れがあります。
皆様も甲高い叫び声を上げる幼児を街中でみる事があるかと思います。

❶大声を上げる事で抑圧の発散
ーー(主に親からの「してはいけない」「こうしなさい」等自由を許さない状態)
❷発散中に解離状態になる
ーー(子供が一人で雄叫びをあげて親が少し離れたところで見守っている時があるかと思います。理性よりも本能の無我夢中状態の苦しみの発散が勝っている状態です)
❸衝動的にものを投げてしまう
ーー(近くに物がある場合子供は何かにしがみつき、それを力強く投げます。大抵涙が出ている。何もない場合はブリッジしたり手足をジタバタさせて暴れます)
❹自分がものを投げた現実が怖くなる
ーー(ふと我に帰る瞬間です。目に入った物や人の状態で精神状態が次のフェーズに突入します)
❺大声を上げる=恐怖と不安
ーー(❹でクールダウンを与えられずに、怒る親や空に飛ぶ物体が目に入った時子供は恐怖で絶叫します)

心の成長を逃した大人は上記の行動を行います。

・この❺で安定的なコミュニケーションを外部との交わりで学べなかった子供は、
他人や物を「つねる」事を覚えます。
この「つねる」行為でコミュニケーションを図ろうとしているのですが、

これは“自分が社会性あるコミュニケーションができない”という事を表しています。

DV加害などを行う人、衝動的にものを壊す人は

自分の中の抑圧された感覚と感情だけで行動を繰り返します。
*自己分析して、言葉に表さない限り行動は治りません。

そして、自分の中の抑圧を目の前の人が痛がる事でスッキリ発散します。
(受ける側はたまったもんじゃない)
(↑この感覚すら加害する人の中には知識としてあるが理解はしていない)


こうして、暴力を振るう人は2パターンに分かれます。
・自分がやった事を本当に覚えてないと言い、繰り返す人
・自分がやった事を認めるが、どこか他人事のように話す人

今回の二番目の相談者は後者です。
以下にはこの自分の暴力行為を悪い事とは思えない、
どこか他人事の加害者の内情を記します。

特徴として、淡々と自分の加害を客観的に喋る

・この人の中で解離が起こっており、
加害した妻の“恐怖の目”“痛いという表情“が見えていない

・自分の中で一杯一杯になった時に解離→暴力行為に移行する

・自分の感覚が楽になるので癇癪DVを行う

・他人の痛みは見えていないので自分を抑制する事ができない

・自分の中の抑圧の解放に手一杯

・妻や被害者の恐怖の目、痛みを訴える顔が“解離している”ので見えない

・他人の痛みを想像する事、
痛みはこういうもので、これを他人も感じているんだ!という感覚が本人の中に無い


被害の立場を受けた側から見て、この相談者の恐ろしいところは

・自分がもうDVをしないと言ったらしなくなるし

・DVしなければあの妻が帰ってくる

と本気で思っている。

↑”あの妻“が自分の暴力で傷ついた事実は彼の中に存在しません。
自分の痛みから逃げて解離し、その抑圧を躊躇なく発散しているので
そういう思考になる


抑圧をうまく解放できない人へのアドバイス

自分の中の抑圧を解放するために
・絶叫する
・マラソンする
・体を動かす
・歌う
自分自身で自分の体の感覚を実感する事で
解離を抑え、抑圧を理性で認め、言葉に表しやすくする。

上記+抑圧を他人にぶつけるのをやめられない人へのアドバイス


・大声を出したくなる時はどんな時か冷静に自己分析すること

・自己分析は孤独感を消します

・加害者の心は
部屋の中でいうと鏡張りの部屋
そこに他人がいる、自分を思い遣ってくれた人の温もり、
自分と仲間になってくれた人励ましてくれた人の声が
自分の中に根付いている事を認識し、
感謝できるようになると、人や物の見る目が変わる

結論: 肉体年齢は成人だが、
精神年齢が子供でストップしたままだと
社会に出た時様々なトラブルを起こす。

しかも現実を直視出来ないので、
そのまま老齢になっていく。

あなたは愛している人を殴っていますか?命を脅かしていますか?

結婚は心が成熟した男女が手を取り合い、自由を獲得する、自由を実現するためにあります。
精神的に大人になりきれていないと
家庭という配偶者同士が提供し合う場所で損得ばかり考えるようになります。

人間の社会、コミュニティ、仲間、夫婦、家族として生きていきたいのであれば
人間的な成長は免れません。

被害を受けた方、受けてる方は暴力から早く気づいて逃げてほしいです。
自分が悪いからとか/自分も同じだからとか/自分が精神的未熟だからとか、もにゅもにゅ言ってる場合ではないのです!

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