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シスターが作るお菓子

 仕事の関係で知った、修道院のクッキー缶です。事務所からそう遠くない場所だったのと、近く友人に会う予定があったので手土産にいいとおもって買いに行ってきました。

 訪問すると、シスターが対応をしてくれました。とてもにこやかで、品がよく、丁寧で、うれしくなってしまいます。正午の数分前に着いてしまったのに、外の暑さを気遣ってくれました。
 袋を持って修道院を出ると、外出から戻った他のシスターにお礼を言われてしまいました。こちらこそ、ありがとうございます。

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 クッキー缶ってわくわくする。
 有名店のものなど、あれこれ食べてみたいけれど、取り寄せるならチョコレートを優先することと、摂食障害っけがあるため、クッキー缶のお取り寄せはしません(サイトなんかを眺めるのは好き)。ときどき都会に住む知人などが贈ってくれるなどしたら、バンザイして少しずついただきます。

 缶に詰められたクッキー、動かないようにきれいに並べられています。あちこちに配慮がある。持ち運びにも、少し安心です。

 修道院のクッキーやお菓子、作られるようになったのは献金集めやチャリティーが始まりでしょうか。そんなことをおもうと、たくさん買って貢献したいきもちになります。自己満足でしょうね。私ができる貢献なんて、わずかなものだとわかっています。

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 ひとつお断りしておきます。
 こちらのクッキーにはバターでなくマーガリンが使用されています。お菓子用のコンパウンドマーガリンだそうです。コンパウンドマーガリンってなに? とおもって調べたら、植物性油脂と動物性油脂(バター)の両方を配合したマーガリンだそうです。
 私はマーガリンやショートニングはできる限り避けていますので、普段は選びませんけど、両方を配合しているというので身体への影響も2分の1なんだということにして(このあたり乱暴)、少しずついただきます。このクッキーにはショートニングは使われていません。

 バター使いにすると、風味は格段にあがりますよね。でも恐らく賞味期限は短くなります。コストもあがります。バター使いにして値段が1.5倍とか2倍になっても私はそちらを選びます。

 缶を開けたとき、シスターの笑顔が浮かびました。私も笑顔になりました。おいしいクッキーです。私は贈り物をするとき、自分で食べていないものや、おいしいと思わないもの、納得のいかないものは贈りません。だからこのクッキー缶も自分で買って、食べました。

 シスターが作っているというのは特別感があります。それってどんな特別感なんだろう? 神にお仕えする方だから、神聖とか、純朴とか、清純とか、そんなイメージなんでしょうね。でもそういう印象を持つ自分を、この頃はイヤだなと感じます。シスターだって、神父さまだって、人間です。そこのところを忘れないようにしたいとおもっています。

 今日、これから友人に手渡します。ちょっと移動距離があったので、粉々になっていないかちょっと心配です。
 ここまで読んでくださったあなたも、おひとつどうぞ(なんてね)。

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