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Shattell-シャテル ヴィーガンミルク56%カカオチュンチョ-

 ペルーのクラフトチョコレートメーカーShattellシャテルのチョコレートを開封したのは、ちょうど2か月前だったようです。
 前回記事にしたNINAもペルーのメーカーでしたね。

 シャテルはペルー共和国の首都・リマにあるメーカーだそう。
 Wikipediaを見ると、リマは1535年にインカ帝国を征服したスペイン人コンキスタドール征服者によって築かれたのだそう。
 その征服者の名前はフランシスコ・ピサロで、彼らはキリスト教化という名目のもと、征服戦争をおこない、たくさんの王国を破壊し、先住民インディオを大勢虐殺し、金銀を略奪したのだそうです。

 ちょうど先日、その様子の報告書『インディアスの破壊についての簡潔な報告(ラス・カサス著)』を読ませてもらったところでした。
 その歴史は、とても胸のふたぐ凄絶なものです。

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 今回開封したのは、ペルー産のカカオ豆にナッツミルクを使用した、ヴィーガンミルクチョコレートです。
 ヴィーガンミルクというと豆乳が主流というか、一般的でしたが、最近は地方のスーパーマーケットでもナッツミルクやライスミルクなど、様々な種類の代替品が気軽に手に入るようになりましたね。
 このミルクチョコレートに使われているナッツは、ブラジルナッツだそうです。味の印象は薄いけれど、わりとオイリーなコクのあるナッツ、という記憶がうっすらあります。

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ヴィーガンミルク56%カカオチュンチョ
ブルーチーズのような、クセがあってしょっぱさを感じる香りでした。カビっぽさを含んでいる。
味わいは、カカオの苦味とナッツの甘みを同時に感じました。パンの香ばしく焦げたところ、バターを塗った小麦の甘みとコクは濃厚なチョコレートブラウニーをイメージさせます。
カカオの風味は、微かというかちょっと弱々しく感じました。それが発酵の具合の関係なのか、このときの私の体調によるものかは判断ができませんでした。
口どけは、ややもったりと粘度があります。

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 コーヒーと合わせてみると、カカオの持つ酸味が出現し、深煎りのコーヒーの味わいが油脂感を拭い去ってくれるようでした。

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今日の「心配事」:何か月かぶりに下五島行きを控えています。雨は仕方がないけれど、風が強いと船が出ないからそれは勘弁してほしいなあとおもっているところです。

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