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なぜ自傷のスパイラルに陥るか

「メンヘラ」「ヤンデレ」と呼ばれる人がいる。
大抵は心が弱く、なにかに依存しないと生きていけなかったり、裏切りなど自分の気持ちを否定されることに過剰に反応したり、時に自傷行為に走る人もいる。このnoteのタイトルを見た人は、そういうメンヘラやヤンデレを思い浮かべてこのnoteをひらいたことだろう。

だが、私の知る自傷行為に及ぶ知人たちは、必ずしも上記に当てはまるわけではない。
賢い人、ずぼらで大雑把な人、周りに愛され友達や恋人がいる人、千差万別十人十色、様々な人が自傷をしている。

このnoteは、そんな十人十色な人物像の中で、自らの経験を踏まえて
「どういう人が自傷行為に及ぶのか」
というのを考察し、4つの項目に分けて具体的に記していく。

①言語表現が苦手

自傷行為をする人々の共通点のひとつは、言語表現が苦手であることだ。
言葉を使ったコミュニケーションのパターンは大まかに二つに分けられる。書いて行う文字のコミュニケーションと、話すことでなりたつ口のコミュニケーションだ。
その内で特に、20歳の私からすると同年代から下の世代は特に顕著に、口のコミュニケーションに不慣れだ。
世はSNS時代、LINEやTwitterで文字のコミュニケーションをとる機会が多く、それは友人との会話はもちろん、バイトのシフトや、家族との連絡まで文字で行っている。
それにより人と1対1で話す機会のほとんどが文字で完結してしまい、会話は苦手である傾向のある人が多いように感じる。
私自身もこの傾向には当てはまり、それは次の項に繋がっていくことでもある。

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