見出し画像

ゆるくデジタルデトックスを始めてみた


気づいたら、だらだらスマホを触って時間を溶かしている。特にSNSは中毒性が高い。「少しだけ見よう〜」が気づいたら数十分経っていたことなんて日常茶飯事だったり。
ああ、あの数十分前の判断をする前に戻れたら…なんて思っても遅い。次こそは長々とコンテンツを見ないぞ!と決めても、また同じことをしてしまうことも一度や二度ではない。

如何にユーザーを画面に釘付けにさせるか、私もインスタで伸び悩んだときはそんな情報を目にしたこともある。プラットフォームをつくる企業はその利益のためにユーザーを掴みたいと思うし、発信者も見てもらうために時には気を引くような文言を使ったり離脱されないように見てもらえるような工夫を凝らしたり、それはもう涙ぐましい努力を重ねている。そんな努力の上では、見ている側がそれらに時間を奪われるのも無理はない気がする。

そのコンテンツたちに時間を使うことの全てが悪いわけではないし、娯楽の要素があるのも頷ける。暇つぶしにも最適だ。
でも、私にはやりたいことがたくさんあるから、頭の回転を止めて何かに釘付けになっている時間はなんだかもったいない気がしてしまう。

そんなこんなでいろんな人の策略をスルーすべく、最近はだいぶスクリーンタイムを減らすことに成功している。
ちなみに、家ではYouTubeをほぼ常に流し、SNS投稿の下書きや読書記録、料理レシピまでデジタルで管理している私にとって、パソコンとスマホは欠かせない。なので、スマホ限定にゆるーくデジタルデトックスしてみた結果だけど意識や生活が変わったことも多かったので、少しいつもと違う暮らしのtipsのような記事を書いてみる。



眼の疲れが減った

まず、いちばんの変化は眼精疲労による身体の不調が減ったこと。
あの小さな画面を食い入るように見ていたら、そりゃあ眼も疲れる。
幸い、高校生からスマホを持っていて、毎日5~6時間見ていたとしても視力が落ちなかったのは遺伝もあると思うので、親に感謝したい。
だけど、学生のときは母が「スマホを見てたら眼が疲れるわあ」とこぼしているのを「私は若いから大丈夫」と思っていたが、しっかり感じているのでやはり多少は老いているのだろう。
ぐっと画面に見入ってしまうと寝る前でなくとも、夜だとなかなか眠りにつきにくく睡眠の質も落ちている気がするので、翌日のパフォーマンスにも影響が出る。そうなると生活、暮らし全体に影響を及ぼす。よくない。

私は家にいるときは、パソコンでできる作業はスマホで行うのを控える。
これを意識するだけで疲労感が減った。
しかもスマホに比べて4倍は画面が大きくなったので、作業効率も上がって一石二鳥だ。


愚痴やトレンドに心や頭のスペースを奪われることが減った

スマホから離れることでインスタもだけど、ツイッターやLINE NEWSなどトレンドやゴシップなど刺激の多い媒体を見ることもぐっと減った。ツイッターはもともと見る習慣はなくなっているのだけど、LINEの下のニュースタブを通話タブに変更したことで、LINEを開いたときにちょっと…と見ることはなくなった。たぶんその日夜勤じゃなかったら、大谷翔平選手の結婚を知るのも遅かっただろう…笑

多くのことは私の日常生活に関わることはないのに、言葉巧みに興味をそそられ、ついつい関連記事まで見てしまう… もちろん政治や国際情勢のことなど無関心でいられないこともあるけれど、意図してそれらの情報にアクセスするのと受動的にメディアによって切り取られた部分だけ摂取するのは違うなと思う。私は前者を選びたい。
なので、関心のあるニュースに関しては「だらだら見ない!」というのを胸に刻み、時にはSNSも利用する機会がある。

あとは、ざわざわするSNS投稿を見ることが減ったことで、心の安定を保つことができている。

これらは”自分の見たいものだけの世界”を作り上げていて、その世界に固執してしまうと他者との乖離が生まれてよくないと思うけども、自分の時間や心の余白を何に使うかというのは人生の中でも大切なことだと、ここ最近強く感じる。世間知らずではない程度に情報をキャッチできていれば、よいのかななんて思う。


やらないといけないことに集中できるようになった

私は学生のときよりも集中力が格段に落ちたなと思う原因がスマホに触れる時間が増えたからだと思っている。一度スマホに触れると、また触れたくなるあの中毒症状は何なんだろう。メッセージの通知は来るし、一度SNSを投稿したら反応は気になるし、また見たくなるようにほんとうによく出来ている。
手元にあると気になってしまうので、できる限り離して見ないように見ないように心がけていると、自然と気にならなくなった。

あとはその日にやりたいことの予定をto do listとして書き出していると、自然と「やらねば」という気持ちが芽生えてスマホなんて触っている余裕は減退する。
だって時間を無駄にするほど、私の人生は暇でないもの。

以前読んだ「スマホ時代の哲学」の中では、常時接続の世界の中でコミュニケーションや感覚刺激の多様性が一つのことに没頭することを妨げてしまっており、孤立の喪失=マルチタスキングによる注意分散を起こしていると書かれていた。おまけに、スマホを触っていないときも気もそぞろで対面のやりとりをしているらしい。本の中ではコミュニケーションの文脈で集中力について書かれていたが、私は生活する中の全体において、スマホが集中力の低下に大きく影響を与えていると思う。


読書時間が増えた

上記と内容は似ているけれど、どれだけ「今年は本を読むぞ!」と心に決めても続かなかった私が継続的にできるようになった。
本を読むためにkindleを使ってみたこともあったけど、画面の文字を見続けることが苦手なようで続かず、結局は私には実物の書籍のほうが集中力が続くことを知った。

本を読むことは昔から苦ではなく、読み進められたらするすると読んじゃうタイプなので、本に集中するということでスマホの存在を少し頭の隅に追いやることも可能になった。
おかげで様々な知見や興味が湧くようになったので、自分をより深められるきっかけになったように思う。


💡要は使いどころ

スマホと離れることについて書いてみたけれど、やっぱり現代社会において必需品だし、これを使わない手はないというほど生活を便利に、より快適にしてくれるものだと思う。
使い方さえ間違わなければ、ストレスも軽減されてQOL上がるもの。

ゆるりとデジタルデトックスを意識してから、時間も心もゆとりのある生活に近づいたと思うので、継続させて“よりよい”暮らしをつくっていきたい。

﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏

暮らしにまつわるお話はこちらでも
Instagram:@_haliving

日々の暮らしの写真
Instagram:@film_kurashino

この記事が参加している募集

やってみた

QOLあげてみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?