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UDまちづくりワークショップ 第4回 2019.10.27

テーマ)商店街や日常の魅力体験まち歩きを通して、声掛けの言葉を収集

東京2020公認プログラム。今年度のテーマは「コミュニケーション」。
有識者、健常者、A person with disabilities、高齢者、外国人、区役所職員が集まってワークショップ。今までで1番多様な人たちとのワーク。

これまでの検討からのfindings

困っているから声かけをするのではなく、日常的に声掛けやちょっとした会話をすることでお互いが少し近づき、その先に(必要な場合は)支援がある。という関係性が、声をかける人、かけられる人、お互いが心地よい。

初めて行く場所で、歴史もわかってなかったから、普通に楽しかった!
今日のチームの人ほぼ初対面だけど、普通によく来てる年配の方々に「あれって何?これって何?」と聞きまくった。笑
あと、うちの班には視覚障害の方がいたので、自ずとそこにあるもの、感じたことを口に出すコミュニケーションになってた。

八幡宮

みんなで話したこと
・日本人だからってみんながみんなお参りの仕方完璧なわけじゃないよね
 手水のやり方、見ないとわからなかったー。

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・触れて体験できる物があると話しかけやすい(共感
 共感のためにはそれが何か説明してくれてる物 (読む、聞く、見る) が必要

声掛けしやすい物 その①
「何これ?」「昭和天皇が来た時の石碑のそばにあって、干支が彫られてて、触ると願いが叶うらしいです。」

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声掛けしやすい物 その②
「え!これ実際の高さですか?!」「力士が10人ぐらい書かれてて、実際の背の高さが彫られてます。みんな2m以上。」

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声掛けしやすい物 その③
「この人誰ですか?」「日本地図を初めて作った人。歩いて。」「すごーい」

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不動堂

こっちはお寺。
声掛けしやすい物 その④
ちょうど七五三だったから「おめでとうございます!」と話しかけやすい

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UDまちづくりに参加したきっかけ

みんなでお昼食べてる時に「何で参加したの?」話しに。
区民はみんなボランティア。
私はサイト制作でアクセシビリティ対応やってたとか、今までのキャリアで社会貢献できる何かを探してたから。シニア向けサービスやってるとか仕事絡みの点と、まちづくりってどんなことやるのか興味があったのと。まちって1番のダイバーシティだから。

もう一人の人もプロダクト作ってたお仕事されてたから、ユニバーサルデザインに興味があってと言っていた。

まわりに障害の方はいる?

みんな、普段一緒に過ごす機会はないって言ってた。私も今はそう。
構えないで意識せず接せれるのって、慣れなのかもと思う。このワークショップも初めての時は、どう話しかければいいかな?と思ったけど、回数重ねるごとに意識してない自分がいる。
一緒に過ごす時間があって、お互い思ってることを伝え合える
これだけでもこのワークショップやる意味あるね!という話をした。

エスコートゾーン

私はこの存在わかってなかったけど、もし予算がなくてどっちかしか取れないなら、音声案内とエスコートゾーンだったら、断然エスコートゾーンだそうです!

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まとめ

戻ってきて、みんなが得た「声掛けの言葉」と気づきのまとめ。

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日本人だからって知らないことはあるし、健常者だからって困ってることはある。境目なく議論できるようになったらいい。

って言ったら、区の人は若干困ってた。笑
そうだとは思う。全員の意見を反映なんて無理。
障害の方は、今の日本は健常者側に障害者側(少数派)の知識が足りないから、今はまずインプットが必要とのこと。
区民の人が「とっても難しいことをやっていると思う」と言っていた。まちはいろいろな人がいるから。

結果、声掛けには慣れが必要
かまえてしまうと普通に話せない

「慣れ」の例

「ガイドに慣れてなくても声かけていいの?」と聞いたら、「慣れてないってことはわかってるから気にしなくていい!」とのこと。
わからなかったら聞けばいいと。

視覚障害者側には、迷惑なんだよって態度取ると助けてくれなくなるよ、とお話ししてるそうです。
断られると次から構えてしまうから、好意に対してうまい断り方も心得てると。

目的は何?の議論

ワークショップの最後に、ワークショップ設計した人と教授で議論になってた。
「今日のワークショップの目的って何?ハード面で足りないところを補うこと?」「いや、声掛けしたくても出来ないのはなぜ?そこに気づくこと, etc.」「今日まとめたことがどうなるのか参加者に見えてないのでは?」

どこでもこういう議論起きるんだなぁと、励みになったというか、安心しました。笑



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