見出し画像

予定をたてない、楽しみ。

先日行った、美容室での会話。
「この後は、お出かけですか?」
「いえ、帰ります」
「お正月の予定は?」
「特にないです」
「そうですか・・・」

別に、わたしはこの美容師さんが嫌いなわけでもなんでもなく、本当に予定がないのです。

「今日の予定は美容室だけ」
それで十分だと思っています。

そして、いつも感じています。
「なぜ、みんな人の予定を聞きたがるんだろう?」って。

最初の質問、「この後は、お出かけですか?」は、スタイリングの参考に聞いているのかな?とも考えられますよね。家に帰るだけならワックスやらオイルやらつけない方がいいし。

でも、それ以外のあれこれは、そういうわけじゃないんだろうな。「実家に帰ります」とか、「友人と会います」とか、そういった返答を期待しているのかも。

美容師さんに限らず、わたしはよく聞かれます。「休みの日とか、何してるの?」って。どうやら、わたしの私生活が想像できないようです。

そう聞かれても、特にこれといった返答も出てこなく、「何も・・・」と曖昧な感じでやり過ごしてしまいます。

数日前にも「クリスマスの予定は?」と聞かれました。「クリスマスって予定を入れるものなの?」と感じながら、いつもの適当な返事。

相手も期待した答えが返ってこないので、なんだか気まずそう。でも、本当に何にも予定がないし、こればかりは仕方ないと、毎回面倒な質問をやり過ごしているのです。

**

こんなこと書いているわたしも、昔はたくさんの予定を詰め込んでいました。

平日の夜、仕事が終わった後に友人と飲みに行くこともあったし、12月には忘年会。1月には新年会。ヨガスタジオに通っていたときは週に2、3回はレッスンに行っていたし。

さらに仕事の予定も加えると、手帳には予定がいっぱい。それを眺めながら充実感を感じていた時代もあったのです。

でも、そういったものはほとんど手放し、今はほぼ予定なし。

何もしていないわけじゃないんですけどね。ほとんどが、「その時その時で思いついたことをやる」というだけ。

「本が読みたい」と思えば本を読むし、「掃除がしたい」と思えば掃除をするし。今は「noteを書こう」と思ったのでこの記事を書いています。

そして、この暮らしは最高に贅沢だと感じています。予定に縛られない、この暮らしを。

予定をたてないということは、その時やりたいことができるということ。1か月前にやろうと決めたことを今日も同じ気持ちでいるとは限らないですよね。

今やろうと思ったことは、今やればいい。1か月後はその時やりたいことをすればいい。

予定をたてないということは、自由があるということ。楽しみが広がっているのです。

昔は予定があることに充実感を感じていたけど、それは制限の中で暮らしているということ。

予定をたてることも、To Doリストを書くこともやめた今、何をしてもいいという自由を得ることができました。


「週末は何をしよう?」
「正月休みは何をしよう?」

そんなことを考えるのが、今の楽しみです。


ステキな一日を★

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?