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恋と広告論

あるアパレルブランドの広告で「恋したくなるコーデ」というコピーを見た。

その瞬間、「恋ってそんなにいいもんかね?」と顔をしかめた自分がいた。

服を着るという行為によって、恋愛を促されて、それがあたかも良いことであるというのはちょっと、どうなんだろう。

新しい服を着ると、恋愛がしたくなるのか?
誰かに見せたくなるってこと?

ファッションは、誰かに見せるためのものであるという前提が見え隠れしていて、
それはちょっといただけない。

まず、自分の好きなものを着て、自分を表現して、好きな自分でいる。

そこに他者の視線はいらないでしょ!

あと、恋をすることが良いことだみたいな前提も違うでしょと思ってしまう。

「恋って良いよね」とその人が思うのは全然いいと思う。

でも、それを他人に言われるのはデリカシーに欠けるような。

「恋人いるの?」

って、もう令和では禁句じゃないのか?

かなり仲良しの中での会話はもちろんあり。

だけど、広告に言われたくない。

社会学を勉強した元PRコンサルタントはそう思いました!!!

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