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いま、叫びたいんだよ

3月29日
診察&抗がん剤の日。

採血の結果はこれまた変わらず(前回から変化なく)抗がん剤は予定通り体内注入。
治療室でまた点滴の管挿入失敗発生。
うまく挿さったようでもなぜか血が返って来ないのだ。
「あれ?」「おかしいな?」を繰り返して刺し直すんだけれど別の場所に刺してもやはりうまく行かない。
若手の看護師さんだったんだけれどベテランさんが交代すると一発で成功。

私の腕の血管は「いい血管ですねー」(取りやすい血管という意味)とみなさん仰ってくださるのだけれど、そこに罠があるのだよ笑

これだけ点滴やら採血やらやってると過去何度もあるんだけど失敗するのはやっぱり若手さん。
もちろん看護師さんが悪いって言ってるわけじゃなくて、私の血管がそれだけひねくれた血管だということなのだ笑
カルテにでも書いておいてくれ!笑

さて、
時間軸が前後するがドクターとの診察で前々日にCT撮ったのでその結果を聞かされた。

まず悲報だけど、腹膜播種が僅かだけれど広がってきているとのこと。
だからといって今の抗がん剤が効いていないわけではないので・・って感じ。
やっぱり効いてはいるけれど侵攻を抑えてるだけであって、やっつけて快方に転じることはないのだろう。
結局抗がん剤は延命治療でしかないのだと改めて思う。
私の場合ね。

あと、食後の胃の痛みのことを伝えてあったので胃の部位の説明を受けるが、ドクター曰く「CTの映像を見る限りでは状況悪化の様子は見られないですねぇ。血液検査も異常無いし胃カメラで見たところでどうだろ?う~~~ん・・」と内視鏡検査には消極的な見解。

もちろん検査してくれと言えばやってはくれるのだろうけど、仮に悪化してたとわかったとしても現実問題として播種が広がってしまってる以上、胃の切除は危険と言われてるしじゃあ治療どうする?って話になるのだろう。

私としてはこれから食事という楽しみを奪われてしまうのであれば、正直生きていてもしょうがないって結論に至るし、それなら胃を切ってその結果死へのカウントダウンを早めたとしても僅かでも食事をする楽しみの時間が伸びてくれればって思ってしまうのだけれど。

結論。
次のCTまで先送り・・

まぁまた何日かすればまるで無かったことのように痛みが治まるかもしれないしね。

***

自分の病気のことをプロフに書いているわけだけれど、当然同じ病気を患っていらっしゃる方から時折フォローをいただく。
中には死に向き合っている、あるいは死を覚悟している段階の方もいらっしゃる。

そんな中のおひとりで化学的治療を行わずただただ自然のまま運命に任せて日々暮らしていらっしゃる彼女と出会った。
同じ病気で闘う私と「ぜひたくさんお話ししたい」と。

最初は年を越すのは無理でしょうとお医者様に言われたらしいのだけれど、緩和病棟に入院され年が明けてもずっと日々のことをnoteに綴っておられた。
何度かお互いのnoteで会話をさせていただき、私の投稿にも必ずスキをくださっていた。

ところが・・
それまで毎日何かしら投稿されていたのに「さすがにしんどい状態になってきた」との投稿を最後にパタリと更新が止まった。

そして1ヶ月が経った。
彼女のnoteは時が止まり、私の投稿にも彼女からのレスポンスはもう無い。

***

癌は部位によるが死に至る可能性の高い病気だ。
繋がりを持つということは同時に死別の瞬間を経験することも意味する。
わかっていたはずのこと。

でも、喪失感とは違う、私をいま支配しているのは恐怖だ。

彼女の最後の方は痛みからくる辛みや苦しみを叫ばれることが多くなっていた。
さすがにスキは押せなかった。
というか辛くて読めなかった。

私もいずれ自分で自分のことが何も出来なくなる時がやって来るだろう。
死へと向かう道のりはそんなにも苦しく辛いのか?
眼を閉じたら秒で永遠の眠りにはつくことは出来ないのか・・?
死の淵ってなんだよ!?

どうしても他者の世界の中に入ってしまって自分を見失う。
自分と他者を置き換えて不安や苦しみや悲しみを自己増幅させてしまう。
私の悪い癖だ。
軸を自分に向けよう。

彼女の言葉が印象的だった。
「私は死にに行くのではない、神様のもとへ行くのです」

彼女は長い長い人生の旅の終着地、神様のもとへ行ったのだろうか?

死ぬときはやはりひとりなんだなぁって改めて思う。
勝てるはずのない闘いにひとり挑み、闘い敗れて永遠の眠りにつくのか。

そんなこんなでここしばらくメンタルがずずんって落ち込んで何も書けなかった。

誰に聞かずとも分かる
あいつの元には届きやしない
どこに辿り着けばいい?
分からなくてただ縋り付いて

緑黄色社会「Shout Baby」作詞:長屋晴子

変わるために叫びたい。
わたしはわたしを取り戻せと。

***

朝を歩く。

おいしそうな卵の黄身だ笑

オオシマさんはだいぶ咲き揃ってきた。

かなりボケたけどヒヨドリが寄ってきた。

こちらは陽光桜という品種らしい。
ほぼ満開。

そして・・

みんなだいすきソメイさん。
ついに開花がはじまった!

まだボチボチだけどね。
これから楽しみ。

んじゃまた桜たちとともに🖐😉


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