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愛すべきコンプレックス

こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

私が劣等感に棲んでいるというのは
自己紹介でもお話した通りですが、
そんな人間は当然のごとく
コンプレックスにまみれています。

そんな中でも、
私にとっての特別なコンプレックス
「目」の話です。

私の目は、
左はぱっちり末広二重、
右は重たい奥二重です。
左右で目の大きさが違うのです。

今でも忘れられない出来事があります。
小学生の頃、友達と遊園地の
アトラクションに並んでいる時。

「千円札の野口英世の顔、
指で左右片方隠してみ?」

そう言われてやってみて、
あ、これ、私だ、と思いました。
そこから、自分の顔と
野口英世の顔が
大嫌いになりました。

シンメトリーは美しい。

テレビで微笑む女優も、
雑誌の中のモデルも、
隣にいる友達の顔だって、
左右対称なのに。

左右の目の大きさが違うのは
雌雄眼と言うそうです。

調べてみると、
素敵だと思っていた顔も
意外とみんな非対称で、
そう気づいたら
ああ、なんだ、と
思えるようになって、
いつの間にか
アイプチはもう
必要なくなっていました。

コンプレックスまみれの
この体は、
これから愛していけるものも
多い体だったりするのかな、
と思う夜です。
全部好きになるのに
どれくらいかかるかは
正直分からないですけど。

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