彩兎宇すず(サトウスズ)

ポートレート/コスプレモデル ミネルヴァ撮影会,全東京写真連盟 北海道生まれ静岡育ち。…

彩兎宇すず(サトウスズ)

ポートレート/コスプレモデル ミネルヴァ撮影会,全東京写真連盟 北海道生まれ静岡育ち。修士課程在学中「トビタテ!留学JAPAN」デンマークへ留学。日系食品メーカーの研究職から外資系医薬品メーカーのマーケティング職へ転身。バニーガールとホワイトビールとアジの握りが好き。

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撮影のご依頼について

ご依頼はInstagramまたはXのDMにて承っております。 Instagram: https://www.instagram.com/aloessy_512?igsh=M2NsaXhudzRrazBi X: https://x.com/suzu_u_sato?t=DHJwsDkGxmRLSUapKblo5Q&s=09 撮影のご料金は現金手渡しまたはPayPayにてご送付お願いいたします。 ご依頼の際に以下お教えいただけますと、モデルとして臨むイメージがつきやすく

    • 科学に絶対を求めるのは不毛だと思う

      現代の生活は科学に溢れている。 コンビニのおにぎり、今眺めている画面、mRNAワクチン、すべてが科学に支えられている。 それどころか、自然法則のように見える時間の流れや重力だって科学だ。 なぜなら自然法則そのものが科学によって見出されたものだからだ。 こんなにも我々は科学に囲まれていて、科学を信じて生きているけれど、科学は絶対ではない。 自然法則は科学によって見出されたと、上記した。 けれど、これは厳密には、「科学という人類だけの共通認識ルール(もしかすると共通「幻覚」

      • 進化論について語ってみる

        キリンの首が長いのは、他の生物が届かない高いところの葉を食べるためなんだよ。 鳥の骨がスカスカなのは、体を軽くして風に乗り空を飛ぶためなんだよ。 シロクマの毛が白いのは、雪に体を隠して狩りをしやすくするためなんだよ。 こんな話をきっとどこかで聞いたことがあるだろう。 太古の昔の海中で、漂う原子から偶然自己複製可能な「物質」が生まれ、それがやがて細胞になり、魚になり、陸に上がって動物になった。 そんなふうに、各段階に途方もない可能性を内包した道筋の果てで、何故生き物た

        • 無資格で選ばれる一流になりたい

          私は2回の就活を日本で経験した。 1回目は新卒、2回目はその2年後だ。 就活に伴ってどうしても対面するのが、自分の資格の数だ。 履歴書フォーマットには必ず「資格」の欄があるから、自分はなんの資格を持っていたか考える。 そして、出来れば空欄をそんなに多くは残したくないという気持ちになる。 就職条件を良くするために、資格はある程度貢献してくれるものだということに異論はない。 TOEICのスコアが良ければ英語が出来そうだと思われるし、簿記の資格を持っていれば経理関連業務を任せられ

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        撮影のご依頼について

          「harmony/」に見るディストピア

          伊藤計劃さんの「harmony/」というSF小説をご存知だろうか。 彼は「虐殺器官」でSF小説界にセンセーショナルにデビューし、そのわずか2年後に32歳という若さで亡くなった。 才子短命という言葉が似合ってしまう程に、刹那の作家人生の中で発表した作品はどれも心にずっしりと響くものばかりだ。 harmony/は、虐殺器官と世界線を共有する、私の大好きな物語だ。 harmony、すなわち調和。 この本の内容はこうだ。 ----------------------- 人の

          「harmony/」に見るディストピア

          女子大生よ、バニーガールになれ

          私はむかし、北の歓楽街のバニーガールだった。 札幌の眠らない街、すすきの。 今はコロナを経てだいぶ夜が早くなってしまったようだが、私が大学生だったあの頃、本当にすすきのが眠ることはなかった。 そんな白夜のような街の一角に、バニーガールのいるガールズバーがある。 ガラス張りの二階建で、なかなかの有名店だった。 そこでバイトをしていた女子大生のなかの1人だった。 働き始めた動機はまず第1に時給が高いことだった。あの頃の札幌の時給はせいぜい720円、深夜帯でも1000円を超え

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          日系から外資系に転職したので比べてみた

          所謂「新卒カード」を、私は創業約100年の老舗日系大手食品メーカーに使った。 日本の新卒就活において、国立大学(の、底辺であっても)理系院卒という後ろ盾はそれなりに力を持つもので、私みたいなポンコツでもなんとか研究の世界で食べていくことを許された。 それから3年も経たない今、私はとある外資系医薬品メーカーの日本支社で働いている。 ちなみにこちらも歴史は300年を超える老舗だ。 職種は、研究ではなくマーケティングだ。 転職に至った動機は決してネガティブなものではなく、明るい

          日系から外資系に転職したので比べてみた

          日本人は本当に時間に厳しいのか?

          グローバル化の時代、多種多様なバックグラウンドを持った人達が入り交じって働くことが当たり前になっている。 国内で外国人の同僚を持つ人もいるだろうし、海外で働いている日本人もいるだろう。 外国との文化や考え方の差に驚いている人は少なくないはずだ。 世界は細々と国や地域に分けられており、それぞれに独特の文化があるため、自分のホームから出るとたくさんの驚きがあることは当然だ。 特に日本は島国であり、海が陸だけでなく文化も隔ててきた歴史を持つ国だ。 世界の文化はグラデーション

          日本人は本当に時間に厳しいのか?

          俺のアーティクルを聴いてくれ

          研究者はバンドマンと似ている。 論文は曲だ。 共同著者はメンバーだ。 たまにボーカルが1人で歌っていることもある。 研究者はバンドマンだと言うと、将来の保証はないのにお金を払って勉強を続ける学生が夢追い人だという話をするのではないかと思われるかもしれない。 日本の企業がほとんど博士卒を使いこなせておらず、路頭に迷う優秀な人達がいるという現実は確かにあるのでこの話も捨て置けないが、私の言いたいことはそういう意味ではない。 独り言をBGMに聞くような気分で読み流してもらえたら

          俺のアーティクルを聴いてくれ

          二酸化炭素を捕らえて、貯めて、食べる

          ここ数年で、カーボンニュートラルという言葉を頻繁に聞くようになった。 世界中でブームになっているこの分野で、どんな技術が生まれているのか、食品企業研究者が趣味程度に調べてみた記事だ。 興味のある人に届いて、未来の世界にわくわくしてもらえたら嬉しい。 本気でやばいと思い始めた人類私は今年27歳になったけれど、小学生の頃とは気候が明らかに違うと感じる。 九州・沖縄を直撃する台風の威力はこんなに昔も強かったっけ? 札幌に梅雨が来るようになったのはいつからだろう? 温暖化と言われ

          二酸化炭素を捕らえて、貯めて、食べる

          あの日のピザは確かにインフェルノボルケーノマルゲリータメガマックスだった

          地球に70億人も人がいて、1年に365日も月日があるのだから、毎日がきっと記念日なのでしょう。 5月24日は皆さんにとっては何の日だったでしょうか。 私にとって5月24日は、後に中毒になるほど好きになる「プロメア」というアニメ映画の公開日でした。 後に、と言うのは、2019年の5月24日の公開日にはこの映画を見ていなかったからです。 私がこのプロメアを初めて観たのは、それから約3ヶ月後、8月の札幌でした。 主人公の声が松山ケンイチさん、メインキャラクターに早乙女太一

          あの日のピザは確かにインフェルノボルケーノマルゲリータメガマックスだった

          科学はシェアするほうがいい

          食べ物だいすき研究者のすずです。 今回は、「科学はシェアするほうがいい」という題で書いてみようと思います。 私は普段、食品企業で微生物を培養したり、GC/MSやHPLCなんていう機械を使った分析なんかをしたりする研究員をやっています。 「いらすとや」さんで出てくる研究者みたいな人、と言って差し障りないです。(うちの会社は白衣ではなく作業着ですが) 研究はその会社の最も大切な財産の1つなので、データがたくさん詰まった実験ノートやPCの中身は「社外秘」もしくは「所外秘」で、

          科学はシェアするほうがいい