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大人になってから読書にハマる人の特徴と本を好きになったきっかけ

私自身、子どものころや学生時代は読書が苦手だったものの、特に社会人になってから読書が好きになりました。同じような人はきっとたくさんいると思いますが、どうも不思議です。

そこで、子どものころは嫌いだったのに大人になってから読書にハマり始める人って一体どんな心境の変化があったのか、について独断と偏見で分析・考察してみました。

本好きがよく言う「本を好きになったきっかけ」

本が好きな大人に「本を好きになったきっかけは?」と質問をすると、以下のように答える人が多いように感じます。

  • 「暇だったから読み始めたらハマりました」

  • 「最初にたまたま読んだ本が面白くて、それで本が好きになりました」

しかも、そう言う人って、子どもの頃はむしろ本を読むのが嫌いだったと言う人が多い。活字が苦手だったとか、国語や現代文のテストはできなかったとか。

そんな私自身もまさにそんな感じで、子どもの頃は国語の読解力テストの点数は低かったし、本を読む習慣は全くありませんでした。

だから、上で書いたような回答には激しく共感するし、私自身も「本を好きになったきっかけは何ですか?」と誰かに聞かれたら、同じように答えると思います。

でも、ふと思ったのです。

なぜ、「暇だから本を読もう」という行動につながったのだろう?
どうしたら、「たまたま本を読んで面白い」と思えたのだろう?

読書嫌いだった人が、急に性格が変わって本好きになったとは考えにくい。
本好きな人は、最初の1冊を読み始める以前にきっかけや素質があったのではないかと思うのです。

読書の魅力

本好きな人に備わっている素質やきっかけについて独断と偏見を述べる前に、本を読むようになって感じた「読書の魅力」について触れていきたいと思います。

これも、本好きな人に聞くとよくある回答は

  • 語彙力や文章力が養われる

  • 教養や知識が身につく

  • 価値観を広げられたり、新たな気づきを得られて成長できる

  • 想像力が豊かになって面白い

  • 非日常の感覚を楽しめる

本と一言で言っても、ビジネス書や自己啓発、小説やエッセイ等ジャンルはさまざまです。ただ、どのジャンルであろうとこの回答から考えられることとして、本好きな人は今の自分よりも成長できることや、非日常を楽しめることが読書の魅力だと思っているということがあると思います。

特に「成長できる」と「非日常を楽しめる」という、自己啓発的な部分とエンタメの両方を求めているところは、働く大人ならではの願いなのだろうとも感じます。

大人になって読書にハマる人の性格や特徴

ここまでを踏まえて、大人になってから読書に目覚める人には以下のような性格や特徴が備わっているのではないかと思うのです。

  • 新しいことが好き

  • 好奇心旺盛

  • チャレンジ精神、自己成長意欲がある

  • ポジティブ思考

  • 100円ショップが好き

  • Loftやハンズ、ドン・キホーテが好き

  • ウィンドウショッピングが好き

  • 散歩が好き

  • 映画が好き

  • 美術館やアート展に興味がある

  • 何か面白いことないかな、と思って生きている

  • 落ち着いた雰囲気が好き

  • 人生や哲学的なことを考えがち

とりあえず思いついたものを挙げてみましたが、これだけではきっとほとんどの人類が当てはまってしまいますね。

Loftやハンズでいろいろな商品を見つけるのが楽しいと思う人でも、本を読まない人はきっとたくさんいるでしょう。好奇心旺盛でチャレンジ精神がある人でも、読書は趣味じゃないという人も。

ということは、大人になってから本が好きになった人には、さらにきっかけとなる背景があったのだと分析します。

大人になってから読書の魅力に気づく背景

大人になってから本に出会って読書の魅力に気づくのは、上で書いた「読書の魅力」や「読書に目覚める人の性格や特徴」とは対極の状態にある時ではないかと思います。

例えば、成長したいのに思うようにいかなくてモヤモヤした気持ちを抱えていたり、日常に満足できていなかったり、ネガティブ思考になってしまっている時。

そういう時って、自分の中にあるモヤモヤを解消しようと一人で考えても答えは出てきません。でも、そういう時こそ本と出会える最高のチャンスなのだと思います。

「本を読みたい」という気持ちの上で出会うというより、買い物ついでにたまたま自分を救ってくれそうな本が目に留まる。本の帯に書かれた言葉や装丁に惹かれて思わず手に取って読んでみる。今の自分に必要な気がして。

そういうきっかけで読書の扉を開く人って案外多いのではないでしょうか。

まだ読書に出会っていない大人の方へ

今はまだ本を読む習慣がなかったり、本に苦手意識を持っている大人の方々。本がなくても毎日充実しているし幸せだと言う人は、そのままでいいと思います。

本を読むことをあえて勧めはしないし、本の魅力や読書のメリットは人から強制されて実感できるものではないからです。

でも、もしこの先の人生で悩んだり壁にぶつかった時や、退屈や飽きを感じる時がきたら、その時は本屋に立ち寄ってみてもいいのかもしれません。

ウィンドウショッピングをするついでに、ドン・キホーテの店内を物色するように、ただあてもなく散歩するように、目的なくただ行う感じで。

きっと無意識に惹かれる本と出会い、読書の世界への扉を開くきっかけになるだろうと思います。自分を変えたい、前に進みたいと思った時、試しに目に留まった本を読んで感じる高揚感、感動、衝撃、あたたかさ、癒し、等。

それを実感できた時が、大人になってから読書にハマるきっかけなのだろうと思います。

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