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[10]入院5日目(術後3日目)

ようやく自由の身

入院生活にも慣れてきて、なんとなく日々のルーティンが出来てくる。
朝食前に検温と血圧の測定。それからゆっくり身支度をして、朝ドラを見ながら朝食。
食事はまだまだ三分粥だけど、朝食に牛乳が出て嬉しかった(牛乳大好きなのです)

この日から尿量を測るトイレは卒業。毎度測定するのが地味に楽しかったので、ちょっと寂しかった。
そして背中の硬膜外麻酔も外してもらった。
外す時、痛いかな…と不安に思ったけれど、全く痛くなかった。
麻酔は有難かったけれど、背中に針が入っていると思うだけで寝返りが怖かったし、管が絡まらないようにしなきゃと思って動いていたのが結構ストレスだった。外してもらえて一安心…。

硬膜外麻酔が外れたので、この日からシャワーも解禁。予約制なので、早めにナースステーションへ行って予約しておいた。


物資と夫のありがたみ

私が入院した病院ではまだ面会の規制が厳しく、面会時間や人数の制限、コロナワクチン接種を一定回数以上接種していないと面会出来なかった。

入院が決まって、もちろん夫が面会に来てくれるだろうと思っていたので入院前説明の時に絶望したのは言うまでもない。夫はワクチン2回目以降接種していないのだ。
しかし私も夫も実家が遠方。なので、面会はほぼ諦めていた。

面会はダメでも、物資や洗濯物の受け渡しは看護師さんを通して行うことが出来る。それをあらかじめ聞いていたので、入院前にある程度パッキングしておいたものを夫に持ってきてもらい、洗濯物や不要な物を持ち帰ってもらった。

顔を合わせることも出来ずに帰ってもらうなんて申し訳なさすぎる…と思っていたところ、看護師さんから「病棟には入れないけど、ちょっと離れた所から顔見るくらいなら大丈夫ですよ!」と言ってもらえた。病棟の入り口付近まで行くと、夫が手を振ってくれている。
慣れない環境で、知らない人だらけの中での入院はなんだかんだ落ち着かなかった。遠くからでも夫の顔を見る事ができて、ちょっと安心できた。

物資の中には自宅に郵送された限度額認定証もちゃんと入っていた。とても有難い。

3日ぶりの入浴

昼食後、待ちに待った入浴の時間。
点滴が外れたとはいえ、まだ思ったように体が動かない。
シャワー室を使える時間は、ドライヤーや身支度を含めて30分。
事前にバスグッズを準備したり、パジャマや下着を準備して、スムーズに入浴できるように支度をしておいた。

諸々準備をしてシャワー室へ行き、久しぶりに体を洗ってさっぱりした。
シャワー室には椅子があり、座ってシャワーを浴びられるようになっていた。まだまだ長時間立っていられないので有り難かった。

この日、うっかり傷口にゴムが当たってしまうショーツを選んでしまった。履いてから後悔した。
下着に限らず、しばらくは傷口の事を考慮して着る物を選ばなきゃいけないんだな…と痛感した。

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