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目的の共有化がとても大事!

「その規則・ルールは正しく理解されてますか?」でもお話ししたように、世の中には、一般社会から見れば明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自ルールが存在します。

それらを総称して「ブラック校則」と呼ばれています。この「ブラック校則」は、2019年11月に映画『ブラック校則』が公開されるほど、社会現象になっています。

さて、数ある「校則」の中でも最も大きな校則は「制服」ではないでしょうか?

「制服」は明治から導入され始め、生徒を管理する象徴でした。しかし、現在では、この「制服」の撤廃が議論されているようです。

「制服の撤廃」を支持する方の主たる主張は「多様性」。そして「制服があった方がいい」と支持派の主張は「学校の乱れ」や家庭の経済事情に関すること。

どちらの意見にも「正しさ」はあるだと思います。でも、両者の「正しさ」には、「目的」があるからだと思います。


さて、話は少し変わりますが、「経営は矛盾」の連続です。残念ながら、経営に唯一の正解はありません。

何を「正しい」とするかは、経営者の判断に委ねられています。

そして、経営者が一度その判断を下したら、後は、決め事に従って社員に行動してもらうだけです。

その社員に行動してもらうためには、社員に納得してもらう必要があり、その納得のためには、必ず「目的」が必要です。

あなたは、社内の決め事の「目的」を伝えていますか?

そして、時代背景や経営状況に応じて、その「目的」は変えていますか?
つまり、時代背景や経営状況に応じて、常に「目的」を見直していますか?

更に、経営者が意図した「目的」で理解しているか、社員の認識を確認していますか?

経営者としてやることは大変多いですが、「社員に自主的に動いてもらいたい」と、そう願うなら、「目的の共有化」は極めて重要な要素です。

この「目的の共有化」を行わずに、社員が主体的・自主的に動くことを期待することは無理がある。そのように理解していただければと思います。

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