今の日本には、チームから知恵を引き出していき、アイデアを具現化していく協創的デザイナーが必要だ!

世の中、指示をしないと何も動かない依存的なデザイナーばかりだと思う。一般的にプロダクトオーナーは、プロダクトに対する責任感も人一倍強い。上記のようなデザイナーなどに、強く怒りが湧くこともあるだろう。もっと提案して欲しい、主体的に動いて欲しい、自分の想定を超えるデザインを作って欲しい、そんな思いが背景にあるのではないだろうか?

上記のような依存的なデザイナーが作るアウトプットにあえて点数をつけるとすると、例えば、30点ぐらいだ。それをプロダクトオーナーが、ぐいぐいと引っ張って、やっとリリースできるギリギリの60点まで持ってこれたら御の字。

それに対して、トップクラスの提案型デザイナーだと…、もっともうまくいって、95点くらいかと。それはそれで十分。

ただ、今は、ここから先の世界がある。

それがUX界隈の先端潮流で、協創だとかCo-Creationなどと呼ばれているアプローチだ。

自分が尊敬する経営者に星野リゾートの星野 佳路さんがいる。この方は、現場のチームの知恵や知見を引き出して、サービス改善をするアプローチをとられ、高品質なサービスを顧客に提供している。これもCo-Creationの一つのカタチ。

日本では、情報感度が高いUX界隈の人でも、デザイン志向やCo-Creationは、知ってはいるが、まだ、業務に活かすところまでは、いってないケースが多いのではないだろうか?

ちなみに、自分は、この分野にいち早く取り組み、独自開発のメソッドも開発しながら、サービスデザインに活かしている。

【レベル1】依存的デザイナー
【レベル2】提案型デザイナー
【レベル3】協創的デザイナー

まとめると、デザイナーのレベルは、上記の3段階に、分けることができる。

日本にもっと協創的デザイナーが増えないと、世界にインパクトを与えられるプロダクトやサービスを生み出すのは、難しいだろう。

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