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【詩】 蒼い

空が蒼い
遠くまで
果てしなく


ここにいる
ここに在る
心は半熟
愛は未熟

だけど
関係なく
空はひたすら広くて
蒼くて
どこまでも続く

何を持って成長というのか
何を持って進化というのか

不可解な定義に
季節の穏やかさは
微笑みを繰り返す

今ある自分
今ある意識の中で

積み重ねられた経験達

人は時にそれが足枷にもなる

そんな時

この空の蒼さは

ひたすら蒼く映る

見るものに

心の隅までその蒼さを浸透させていく

空よ
どうかそのままでいてくれ

見るもの全ての人達を孤独に
包まないでくれ

時にはあの蒼さに
忘れていた人の温もりを思い出し
瞳は失われていた安らぎを映し出し
身体は再び鼓動のリズムに合わせていく

きっと人はそうやって前を向いていくから

だから
穏やかな笑みをたたえた
蒼さは

ひたすら透き通るように蒼いんだ


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